あれやこれやと話をしているうちに、
新快速は京都も出て、
滋賀県を進んでいきます。
石山寺とか草津とか駅を
いくつか通って、琵琶湖は
きれいなあ、あああれは
三上山やなあなどといいながら
米原に行きます。
以前乗った都市近郊区間だと
駅から出れませんが、
この切符だと乗降できるので、
時間があれば米原駅前だけでも
と思ったりしたのですが、
ちょうどうまい具合に
そこから大垣行きにすぐに乗り換え、
大垣で岐阜行の電車に
スムーズに乗り換えることが
できましたので、ホームだけ変えて
乗り換え進んでいきましょう。
そして昼頃にちょうど岐阜に着きました。
じゃあ早速ここで地元の名物でも
食べていこうと考えたものの、
あれ?岐阜の名物といっても
なんやったっけ?と浮かびません。
名古屋だったら、味噌カツとか
エビフリャーとかいろいろあるのですが、
岐阜ってねえ。
観光地に行けば何かあるかなあ
と思ったのですが、五平餅とか
なんでもない食堂が
あるだけやってもなあ。
仕方ないのでこの駅で
食事していくことにしましょう。
駅の中なら何か岐阜名物が
あるかもしれません。
駅の食堂をあちこち眺めていますと、
なんだか少し鳥料理が多いようです。
恵那どり、という看板が
目につきます。
じゃあ、何かとり屋さんに入って
食べようと思って注文したのがこれ。
きしめんという名古屋の麺を
鳥の入ったスープにつけて
食べる料理。
鶏つけきしめん、と名付けられていました。
おお~何となく愛知の香りもあるし、
恵那どりはいってるし、
青春18切符にあったような
そんな飯ですねえ。
うみゃかったっし~。
さあではここから、
岐阜城に向かいましょう。
事前に調べた感じでは、
駅から1500mくらいなんですが、
少し向こうでもゆっくりしたいので
バスに乗っていきましょう。
駅の観光案内所で聞いてみたら、
何番のバスですよと教えてくれました。
え~っと、このバスは18切符では
乗れませんよねえ。
JRじゃないから当たり前ですし、
切符にもJRバスを除くとあります。
じゃあさあ、もし電車通行止めで
バスで代替輸送の場合はいけるのかなあ、
ちょっとその辺は気になりますね。
金色の織田信長像の立っている
岐阜駅から、こんな長良川の
鵜飼いのような彫り物のある
マンホールをながめつつ
バスに乗ってゆきます。
最寄りの停留所で降りて
少し歩くと金華山ロープウェイの
入り口の公園に入っていきます。
ここにはいろんな施設もありますよ。
すこし紹介しましょう。
これはオガタマの木です。
神事にも使われると
そこの説明にありましたが、
どんな風に使われるのでしょうねえ。
このオガタマノキはミカドアゲハの職草です。
日本では南の方にしかいない
蝶なんですが、地球温暖化の
状況を見るにはいい生き物かもしれません。
まああまりこの木はないのですがねえ。
そしてこれが岐阜城の井戸です。
発掘されて見つかった井戸跡で、
自然の樹木で水をクリアにしていた
形跡があったそうです。
そしてこれが山内一豊の妻の碑です。
「長良川と一豊を愛した
伴侶の鑑千代を讃える」
と刻まれています。
千代は一豊の妻。
結婚時に、これだけは主人のために
使いなさいと金十枚を忍ばせて
嫁いできました。
その金を、これというときに
名馬を買うために使い、
そのことからどんどん出世していった
というストーリーがあるそうです。
うちのミセスもこんなお金を
持ってないかなあ。
まあこんなおっさんに
使い道ないかあ。
この辺は岐阜公園周辺地区として、
都市景観100選に選ばれているようです。
ちなみに大阪で言えば、
御堂筋周辺と
大坂城が該当するようです。
続く