とまあ公園内の
いろんな施設を眺めながら、
岐阜城に登ってゆく
ロープウェイに向かいましょう。
駅には様々なおみやげ物が売られていますよ。
中でも恵那どりの名物で
「ケイちゃん」というものがありました。
一緒に行った人もこれは知ってるよ。
おいしいよと評判だったので、
お土産にはこれを
下山時に買うことにしましょう。
実際にこれを買い、
うちでも食べお土産にあげた人も食べてたら、
秘密の県民SHOWで
ちょうどテレビ放映されていました。
地方の料理でこのケイちゃんは
第2位に入っていましたね。
岐阜県民には定番の料理なんですねえ。
お土産も決まったので、
ではロープウェイに乗って
山頂のお城を目指しましょう。
料金は往復で1080円。
ということは10月から
1100円かなあ。
あ、ここももしかしたら18切符では・・・
無理ですねえ。
ロープウェイを案内する
きれいなお姉ちゃんに
誘導されて乗車。
そうだいたい乗車率は8割くらいだったかなあ。
まず最初に左手に三重塔が見えてきます。
金華山山麓のこの三重塔は、
岐阜公園のランドマークとして
市民に親しまれてきました。
昔の武将が建てたというのではなく、
大正天皇の即位を祝う、
御大典記念事業として企画され、
市民から寄付を募って
大正6年に岐阜市が建立したものです。
今はこんなのはあるのかなあ。
令和を祝ってなんかを建てるって
話は無いのかなあ。
ロープウェイは濃い緑の上を
どんどん進んでいきます。
運転時間はだいたい3分。
スタートしてから到着するまでの間、
乗組員のお姉さんが
いろいろと話してくれます。
その話が、ロープウェイ到着と
同時に見事に終わるので、
思わず拍手してしまいそうになりましたな。
ロープウェイを降りると
しばらく歩いて岐阜城へと
向かって行きます。
そういえば、この岐阜城に
来るのは2回目です。
1回目は山登りの友達と
学生時代に来たことがあります。
ロープウェイではなく
山道を歩いて登ったのを覚えています。
登り道は何本もあるのですが、
メインの道だったような気がするので、
この七曲り登山道だったんでしょうねえ。
でも今はこんな風に
スズメバチに注意
と書かれていますよ。
そして猪にも注意だなんて、
こんな街中やのに結構自然が
豊富なんですねえ。
この金華山は多くが
チャートという石で
できているそうです。
ああ、ブラタモリでも
解説していましたねえ。
放散虫という虫の死骸なんだそうですよ。
信長はこの石が好きだったそうです。
金華山のふもとにあった
信長の居館では、
チャートを背景にした庭があったそうです。
これもブラタモリで言ってましたねえ。
でもさあ、ここに城をつくったのは
信長じゃないんだよねえ。
斎藤龍興から奪取した
稲葉山城の縄張りを破却して、
信長が新たに造営したのが岐阜城で、
ここにチャートがあるから
城を作ったんじゃないのにねえ。
ちょっとその辺はブラタモリの説も
飛躍しているんじゃないかなあ。
まあでもここに信長が城を作り、
鵜匠で武家をもてなし、
楽市楽座を開いて、
岐阜を発展させていったのは確かでしょう。
それらの功績をたたえて、
後世の人々がここに作った門が
「天下第一の門」といわれています。
あ、そうそうロープウェイを
降りてすぐのところに
「リス村」という施設があります。
リスに餌をあげたりできるんですねえ。
こんな山の中にリス村なんて言う
施設ができたのも、
実はここが昔、硝煙蔵
といわれていた施設があったのですねえ。
平らな土地がここに
あったからなんだそうです。
なにも信長がリスが好き
というわけではなかったのですね。
こんな堀切とかいう
切通しなんかも通り抜けて、
さあいよいよ天守閣が
近づいてきました。
続く