ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

皆生ともうひとつ

2012年07月13日 22時00分00秒 | スポーツ全般

皆生の季節とダブルのが、
夏の世界最大の伝統的なバイクイベント

「ツールドフランス」

7月初旬に始まり、
20~25ステージの総合タイムで争われる。
今年は、プロローグのほか
20ステージが行われている。
伝統的な、といわれるだけのことはあり、
今年で99回目を迎えている。
あの箱根駅伝でさえまだ89回だから、
歴史の深さは推して知るべしであろう。
そんな長い歴史の中で、
記憶に残る選手は数多い。

最終ステージで逆転し、
わずか8秒差という
ツール史上最も僅差でフィニョンを破り、
マイヨジョーヌを獲得した
アメリカのグレッグレモン。

その体格でダイナミックなライディングをし
ツール5連覇を果たした

ミゲールインドゥライン

そしてトライアスロンもこなす
というその圧倒的なフィジカルバランスで、
前人未到のツール7連覇の偉業を達成した

ランスアームストロング

これまでの彼らの活躍の歴史に
ほぼリアルタイムで立ち会えたことは、
この上ない喜びだ。

そしてそんなキラ星のごときヒーローの中で、
ひときわ異彩を放つ選手がいた。

いた、と過去形なのはすでに7年前、
享年34歳で亡くなっているからだ。
その人は、

「マルコ・パンターニ」

スキンヘッドという表現を使えなかった外国では、
彼のことを
「海賊」あるいは「走る哲学者」と称した。

彼はとにかく上りが強烈に早かった。
ドロップハンドルの下部を握り、
身体を左右にゆすりながらのダンシングでは、
傾斜10度の坂を時速30キロで駆け上がったという。
その速さは、
「まるで他の選手が止まっているように見える」
というものだったと語り継がれている。

2000年のツールドフランスでは
ランスと激戦を繰り広げた。
山岳ステージで、彼のダンシングと
ランスのシッティングの争いは
わくわくするような見せ場であった。
また、マルコはツールドフランスの
超山岳コース
ラルプデュエスの最短登坂記録を
打ち立てており、
多分これはまだ破られていないはずだ。

ランスが一線を退いてからは
群雄割拠の時代が続いている
世界最高峰のこのレース。

果たして今年はどんなドラマが生まれ、
どんなヒーローが現れるのか。

残すところはあと10ステージあまり。
7月22日に
パリのシャンゼリゼ通りに、
マイヨジョーヌを着て凱旋するのは誰なのか。

doironがこの上なく夏が好きなのは、
皆生とこのレースがあるからと言っても過言ではないかも~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿