今回の旅の目的のひとつ
西穂高岳(標高2908m)
を目指した
深田久弥の百名山のひとつ
「穂高岳」
を構成する
山群のひとつだ
宿から車で5、6分で新穂高ロープウェイの
第二乗り場であるしらかば平の駅(標高1308m)に着く
ここからロープウェイで
一気に標高2156mの西穂高口まで
所要時間は5分くらいで
運んでもらうのだ
乗ったのは始発の8時30分
シーズンは少しはずれているけど
土曜日とあって
混雑はこんな具合
一般観光客もたくさんいました
しかし大丈夫
定員121人、2階建ての
ゴンドラなら
ほとんどが乗れてしまう
終点の駅には三等三角点
そして、その近くには
最大積雪高を示す鉄柱が
立っている
高いなあ
ここから西穂高往復の
コースタイムは7時間半
休憩を1時間くらいとって
最終16時45分の下り最終の
ロープウェイにぎりぎり間に合うというもの
だめなら、途中の独標(標高2701m)で
引き返すつもりで出発した
林の中の見通しの悪い道を
下って、登って約30分
ぼちぼち樹木がまばらになってくると
やがて
森林限界が訪れる
ここから先はハイマツか
お花畑だ
見通しが良くはなったが
行き先の上部の方は
ガスに覆われている
下りてくる人に聞けば
稜線は晴れているとのこと
早く雲の上に出たい
途中、高山植物をめでながら
一時間半
やっと西穂山荘に着いた
結構賑わう山荘前の広場
ここは、焼岳からの道
上高地からの道
そして
ロープウェイからの道が集まり
西穂方面へ向かう要所なのだ
ビールを売っていることを確認し
トイレだけ済ませて
さっさとここは出発
ここからは登りやけど
稜線の気持ちいい道だ
右側には明神岳から続く岳沢
そしてその終点が上高地だ
右奥の池が大正池、中央の赤い屋根が多分帝国ホテルです
双眼鏡で見たら
梓川にかかる河童橋のたもとが
黒山の人だかり
そんな人ごみとは無縁の
稜線
谷から吹き上げる風が
天然クーラーだった
ハイマツ、岩稜、イワツバメ
沸き立つ雲、真っ青な空
う~ん、下界に帰りたくない
と思ってしまいましたな
この辺りで友達から電話があった
今、標高2700mくらいにいてるねん
といったら驚いてましたな
そういえば、山の稜線は
ずっと
圏内
アンテナも常時3本立っている
一昔前なら考えられんかったけどね
北アルプスの稜線で
電話で話ができて
しかもライブで映像が送れるやなんて
もう、遭難しようがありませんな
独標が近くなると
道が急に険しくなる
両手を使い、
岩をよじ登り
時にはくさりを持って
笑ってるから緊張感ないけど、結構危険な岩場です
ほぼコースタイムどおりに
独標(どっぴょう)に到着した
やっと着いたあ
相談の結果
ここから先は
地図でも難路を表す点線だし
あくせく歩くのやめて
の~んびりしたいので
そこから引き返すことにした
(小屋でビールも飲みたいしね)
独標の周りは狭く
周りも切り立った岩場なので
少し戻ってハイマツの木蔭の
くぼ地で昼食を摂った
まいう~
メインディッシュはカップヌードル
食後にはチョコバーと淹れたてコーヒー
平地じゃあり得ん食事やけど
山じゃご馳走ですな
途中、何枚も写真を撮りながら下山
あ~あ、このときまでに
予約していたD80が間に合ってたら
もっといい写真も撮れたやろうになあ
花の写真なんか
みーんな
露出オーバーで
色がとんでしまったモンなあ
微妙な露出補正も
やればできるんやろけど
いちいち、それは大変やもんね
(花の写真は後日のネイチャー編で紹介します)
山小屋に下ってきたのが
14時半くらい
ここで小一時間休憩することにして
待望のビールを飲んだ
ぷふぁー、ぷふぁー、ぷふぁー、ぷふぁー
と北アルプスにこだまする声
たまらんかったっす
ひとしきり休憩し
アルプスの空気もたっぷり味わったところで
ロープウェイ駅まで下山
29年ぶりの穂高でした
山は少しも変わっていなかったけど
登山者は、昔に比べて
驚くほど高齢者が多く
若者はほとんどいない状態
山の高齢化もどんどん進んでいますな
かくいう私も50歳ナンやけどね
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