ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

劇的な幕切れ

2015年08月10日 21時27分01秒 | 最近の出来事

こんなタイトルをつけると、
今熱戦が繰り広げられている
甲子園のことかと思われるかもしれませんが、
そうではなく、
村の仲間達4人とテーブルを囲んで、
中国式積み木を並べて遊ぶ
ゲームのことです。

そう、麻雀です。

え~っと、麻雀を知らない人には
ワケのわからない話かもしれませんが、
まあ流れが劇的だったというお話ですから、
気楽に読んでね。

夜に友達Tの家に、ビール、つまみを持ち寄って
ぞろぞろ集まり、ワイワイ言いながらやるのです。
その友達は、大金をはたいて
床の間に全自動麻雀台を購入しました。

doironも昔から雀士でしたので、
全自動と言ってもまあ特別に珍しくはないのですが、
昔に比べてその機械が
至れり尽くせりに進化しているのには驚きました。

ボタン一つで、配牌してくれるのはもちろん、
リーチ棒を置くと機械から「リーチ」と声がかかったり、
連荘のカウンター表示や
焼き鳥(半荘のうち一度も上がっていないこと)
の目印なんかも示すことができます。

なんでも最近は、台にテレビがついていて
いろんな表示をする機能を持つものもあるそうで、
さすがにそこまで行きません。

それでも1台20万円近くする代物です。
どうやら競馬の大勝ちで買ったんだろうと思われます。

その夜は台の持ち主と
友達K夫婦と一緒に卓を囲みました。

さあ、ゲーム開始です。

この日の配牌は、
さほど良いものではなかったのですが、
ツモがまずまずでした。

カンチャンズッポリもたびたびあったし、
ドラ牌も適度に回ってきました。

リーヅモ、タンヤオ、イーペーコー、ドラドラ、
しかも三面待ちという華麗なあがりで
最初に親の時にハネマンをつもり
勢いがつきました。

あとは、大役をしてそうな友達の足下を
すくうようにチョイ役で上がったりしながら、
最初の半荘は無事トップをいただきました。

そして、場も変わって次の半荘です。

これが荒れました。
マンガンがマシンガンのように飛び交うという、
とってはとられての攻防が続き、
ようやくオーラス前を
かろうじてトップで迎えたのでした。

親はミセスKです。

この時は終盤でまた華麗な手になりました。
タンヤオ、ピンフ、サンショク、ドラドラで
黙っていてもハネマンです。
ツモもあまりないし
ここはリーチをかけずに行こうと思い、
ヤミで当りを待っていたら
親のリーチがかかりました。

あとツモは3回ほどです。

相手はリーチをかけないと上がれない手
だろうから大した手ではないと判断し、
よっぽどきわどい牌でなければ勝負するか
と思っていたところ、
幸い積もってくるのは、
同筋の安全パイでした。

そしてリーチをかけた親が
「中」を引いて、ドラ狙いの「カン」をしました。

おお~「中」をアンコで持ってたんや。

やがてdoironにも誰も振り込まず、
最後の牌を親が引きました。

「ハイテイ」というやつです。

すると、「す、すごい。つもったあ」
というではないですか。

確かにすごい、ハイテイで積もるなんて。
これで「リーヅモ、ハイテイ、チュン」
でオヤマン確定です。

むむ、これは追い上げてきたぞと思いつつ、
上りをみてビックリ仰天!
後ろにひっくり返りそうになりました。

最近はあまりやっていなかったのですが、
麻雀歴40年、人間歴60年にして
初めて見る手でした。

それがこれ。



なんとスーアンコ単騎待ちで
リーチをかけてたのです。

しかも待ちが「五萬」という
出にくそうな待ちで。

それを親で、ハイテイで積もったのです。

これが、その場のルールでは

「ダブル役満」。

親なので96000点の大役です。

いやあ、生まれて初めてのいいもの見せてもらいました。

これはブッタマゲタ賞ものだと大騒ぎ。

doironもこれはブログネタにしなくてはと
写真を撮らせてもらった時にフト気づいたのです。

この待ちだと「六萬」でも当りじゃないかと。

それを親に言うと

「知らんかったわ~」だって。

よくぞ捨ててなく、よくぞ途中で出なかったことです。

もしそうなっていたら、世紀の大チョンボです。

これはこれで、ブッタマゲタ賞どころか
全員で吉本並みに床に転がらないといけない
ブッコロゲタ賞ものになるところでした。

この時点で、doiron以外の二人が箱テンになり、
この場のルールによりゲームオーバーです。

名前を使って
「ミッチャン・インポッシブル」と言ってもいいような
劇的な幕切れです。

村の麻雀仲間は他にも10人ほどいますが、
これはその仲間うちで
永遠の語り草になるに違いありません。

そんな夏の世の丑三つ時の出来事でした。


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