ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「池上彰と考える、仏教って何ですか?」 池上彰

2023年10月19日 19時22分04秒 | 作家 あ行
池上彰と考える、仏教って何ですか?  電書 2023.10.19読了。
池上彰 (著)

仏教の誕生、日本への伝来から、葬式や戒名の意味、新興宗教までーー。仏教にまつわる疑問、基礎知識について池上 彰がわかりやすく解説。さらに、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ法王とインド・ダラムサラで対談、仏教の原点について聞く。それらを通して仏教とはどういう教えなのか考える。
私たち日本人は、現実に仏教的な世界観の中で生きて、死んでいくのです。その世界観を知ることは、自らのアイデンティティを再確認し、心穏やかに生きるための大きな力になるのではないでしょうか? 仏教を知ることは己を知ること。そして、日本を知ることです。(池上 彰)



仏教とは何か、池上氏がわかりやすく解説してくれる。ほんとに入門書。ものたりなかった。5点

「教団X」 中村文則

2023年10月17日 15時51分54秒 | 作家 な行
教団X (集英社文庫) 2023.10.16読了。
中村 文則 (著)

突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国の根幹を揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、そして光とは何か。
宗教、セックス、テロ、貧困。今の世界を丸ごと詰め込んだ極限の人間ドラマ! この小説には、今の私たちをとりまく全ての“不穏"と“希望"がある。



2つの教団と、アフリカの原始宗教過激派、公安警察。それと主な登場人物たち。これがバラバラにまとまりなく進行していくお話し。読んでいて非常にまとまりを感じない。小説としての一体感がたりない。素粒子論とビッグバンを中心とした世界観や宇宙観なども主要なコンテンツとして出てきて、ますます混沌とする。ま、それでつまらなかったとはならないんだから大した小説なのか?どうなんだ?5点。