小説を書く猫 祥伝社(単) 2016.9.29読了。
中山可穂 (著)
ファン待望、幻の作家、初のエッセイ集! 恋愛、執筆、旅について…… 『猫背の王子』から近況まで、18年の作家生活を網羅 孤高の作家は日々、爪を研ぎ、肉球をみがく。 しめきり?……にゃんだ、それ? わたしはいまだに、この年になっても、ということはおそらく死ぬまで、自分のことを人間よりは猫に近い生き物だと思っているのです。 猫を見るととても他人とは思えない。 人間とは結局最後まで馴染めない。 猫には人間の言葉がわかるけれど、人間は猫語を理解できません。そこに猫の孤独があり、哀しみがある。 (「あとがき」より)
身を削る思いで、狂おしい恋愛をいくつも紡いできた孤高の作家、中山可穂。 寡作であることもあり、ファンは辛抱強く、彼女の新作を待ちわびている。 放浪癖はもとより、彼女自身の生き様が放浪であるといえよう。 昨年より京都に移住、新たな境地を目指す近況報告エッセイ二編も収録
小説で綺麗な文章を書く作家さんは、エッセイも面白く綺麗だったりして。…7点。
中山可穂 (著)
ファン待望、幻の作家、初のエッセイ集! 恋愛、執筆、旅について…… 『猫背の王子』から近況まで、18年の作家生活を網羅 孤高の作家は日々、爪を研ぎ、肉球をみがく。 しめきり?……にゃんだ、それ? わたしはいまだに、この年になっても、ということはおそらく死ぬまで、自分のことを人間よりは猫に近い生き物だと思っているのです。 猫を見るととても他人とは思えない。 人間とは結局最後まで馴染めない。 猫には人間の言葉がわかるけれど、人間は猫語を理解できません。そこに猫の孤独があり、哀しみがある。 (「あとがき」より)
身を削る思いで、狂おしい恋愛をいくつも紡いできた孤高の作家、中山可穂。 寡作であることもあり、ファンは辛抱強く、彼女の新作を待ちわびている。 放浪癖はもとより、彼女自身の生き様が放浪であるといえよう。 昨年より京都に移住、新たな境地を目指す近況報告エッセイ二編も収録
小説で綺麗な文章を書く作家さんは、エッセイも面白く綺麗だったりして。…7点。