「ろくでなし」[講談社ノベルス] 新堂冬樹 (著) 2014.7.27読了 。
黒鷲。不良債権者を地の果てまでも追う黒木の呼称だ。彼の眼前で婚約者は凌辱され、精神(こころ)は死んだ。2年後、偶然目にしたレイプ犯の写真で、黒木は再び黒鷲として蘇り、復讐に動き出す。だが次々と関係者は殺され、覚醒剤中毒者(ジャンキー)、娼婦(ばいた)、金融屋、ヤクザたちの影が蠢(うごめ)く。欲望を漲(みなぎ)らせて、最底辺を生きる人間(ろくでなし)の恐怖!
まあ、「ろくでなし」って題名だから、どんなろくでなしが出てくるのかと思えば、「溝鼠」や「吐きたいほど愛してる」を読んでしまったオレには、こんぐらいじゃろくでなしにも見えない。
本としてはおもしろかったけど、やはり初期の作品は黒いといっても、真っ黒じゃなかったのね。なんかちょっと物足りないかんじかな。…6点。
黒鷲。不良債権者を地の果てまでも追う黒木の呼称だ。彼の眼前で婚約者は凌辱され、精神(こころ)は死んだ。2年後、偶然目にしたレイプ犯の写真で、黒木は再び黒鷲として蘇り、復讐に動き出す。だが次々と関係者は殺され、覚醒剤中毒者(ジャンキー)、娼婦(ばいた)、金融屋、ヤクザたちの影が蠢(うごめ)く。欲望を漲(みなぎ)らせて、最底辺を生きる人間(ろくでなし)の恐怖!
まあ、「ろくでなし」って題名だから、どんなろくでなしが出てくるのかと思えば、「溝鼠」や「吐きたいほど愛してる」を読んでしまったオレには、こんぐらいじゃろくでなしにも見えない。
本としてはおもしろかったけど、やはり初期の作品は黒いといっても、真っ黒じゃなかったのね。なんかちょっと物足りないかんじかな。…6点。