聖域 (集英社文庫) 2015.12.28読了。
篠田 節子 (著)
異動先の編集部で、偶然目にした未発表の原稿『聖域』。なぜ途中で終わっているのか。なぜこんなに力のある作家が世に出ていないのか。過去を辿っていくと、この原稿に関わったものは、みな破滅の道へと進んでいる。口々に警告されるが、でも続きを読みたい、結末を知りたい。憑かれたように実藤は、失踪した作家、水名川泉を追い求め東北の地へ。そこで彼が触れたものは。長編サスペンスの傑作。
死んでしまった恋しい人。
肉体を失い魂となったものとの現実世界との接点を失踪した作家に求め、
その書きかけの小説を書かせるという名目で捜索をする主人公。
やはり、最後には小説はどうでもよくなっていたのだ。
自分が何を求めていたのかももう主人公にはわからないだろう。
人は死んだらどうなるのか?どこへ行くのか?死者と残された人間はどうやってつながりを持ちつづけるのか?
そんな事を考えながら、一気に読んだ。ただ、ラストが凡庸ではないか。…7点。
篠田 節子 (著)
異動先の編集部で、偶然目にした未発表の原稿『聖域』。なぜ途中で終わっているのか。なぜこんなに力のある作家が世に出ていないのか。過去を辿っていくと、この原稿に関わったものは、みな破滅の道へと進んでいる。口々に警告されるが、でも続きを読みたい、結末を知りたい。憑かれたように実藤は、失踪した作家、水名川泉を追い求め東北の地へ。そこで彼が触れたものは。長編サスペンスの傑作。
死んでしまった恋しい人。
肉体を失い魂となったものとの現実世界との接点を失踪した作家に求め、
その書きかけの小説を書かせるという名目で捜索をする主人公。
やはり、最後には小説はどうでもよくなっていたのだ。
自分が何を求めていたのかももう主人公にはわからないだろう。
人は死んだらどうなるのか?どこへ行くのか?死者と残された人間はどうやってつながりを持ちつづけるのか?
そんな事を考えながら、一気に読んだ。ただ、ラストが凡庸ではないか。…7点。