ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 鴨志田 穣 読了!

2015年01月28日 20時58分49秒 | 作家 か行
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 [講談社文庫] 鴨志田 穣 (著)  2015.1.28読了 。

アルコール依存症で離婚。10回の吐血。再飲酒。ついにアルコール病棟に入院することになった、元戦場カメラマンの「僕」。そこで出会った個性的な面々との生活が、僕を変えた。うちに帰りたい―。依存症を克服し、愛する元妻、子供たちとの時間を取り戻したが、そこには悲しい現実が…。笑って泣ける私小説。


まあ、前に読んだ本の流れで、
壮絶なアルコール依存の話なんだけど、悲壮感はあまりなく、淡々と物語りは進行していく。
たしかに、飾らない文章で、悪くないんだけど…。ノンフィクションなら。
小説としての出来はどうなんだろう?
やはり、らもさんにはかなわない。比べるほうがアレだけど…6点。

実録! あるこーる白書 西原理恵子 (著), 吾妻ひでお (著), 月乃光司 (その他) 読了!

2015年01月27日 13時28分37秒 | 作家 さ行
「実録! あるこーる白書」 [単行本] 西原理恵子 (著), 吾妻ひでお (著), 月乃光司 (その他)  2015.1.25読了 。

自殺未遂・失踪・アルコール依存といった困難を乗りこえて「失踪日記」を描いた吾妻ひでお(断酒歴一四年目)と、依存症だった夫との生活と別れを『毎日かあさん』に描いて感動をよんだ「日本一のアル中家族」を自認する西原理恵子。マンガ界の異才ふたりが、お酒にまつわるそれぞれの経験を赤裸々に語る。



やはり、経験者はちがう。ほんとにリアルにアルコール依存という病気が語られています。脚注なども多く、素人さん(?)にもわかりやすい内容になっております。今そこにある危機、アル中。勉強になります。…7点

「フリーター、家を買う。」 有川 浩 読了!

2015年01月16日 17時40分28秒 | 作家 あ行
「フリーター、家を買う。」 [幻冬舎文庫] 有川 浩 (著)  2014.12.19読了 。

就職先を3カ月で辞めて以来、自堕落気侭に親の臑を齧って暮らす“甘ったれ”25歳が、母親の病を機に一念発起。バイトに精を出し、職探しに、大切な人を救うために、奔走する。本当にやりたい仕事って?やり甲斐って?自問しながら主人公が成長する過程と、壊れかけた家族の再生を描く、愛と勇気と希望が結晶となったベストセラー長篇小説。


実は、有川浩って、男の人だと思っていたのですが、女性なんですね。

ところで、この小説、まあ、たぶんツッコミどころ満載だと思いますよ、
ですが、ここは、あえて全部流して、ストーリーを深く考えず、
軽快に読みすすむのが正解だと思いました。
この手の小説にいちいちツッコンでいたら楽しさ半減必至です。
なので、自分は楽しかったですよ。…7点