つい先刻、国会の国家安全保障特別委員会において、与党の緊急動議により「秘密保護法」案の審議打ち切り、強行採決がなされ、このまま今日のうちに本会議を開催して衆議院を通過、今国会中の成立となるのだそうです。
森雅子内閣府特命担当相は「審議は十分に尽くした」と述べているそうですが、適用される特定秘密の範囲や妥当性のチェック、秘密とされる期間すら曖昧で、時の権力=与党によって恣意的に運用される危険性が見え隠れしているとの指摘が各方面から出されている中での強行採決は、単なる数の暴力といえないでしょうか。
一般に「民主主義=多数決の原理」ととらえられがちですが、多数決は民主主義の一つの意思決定方法でしかなく(米国の陪審制度は全会一致)、また「多数」には過半数のほかに特別多数(たとえば憲法改正発議の2/3など過半数より大きいもの)もあります。
選挙に勝ったらわが世の春では、民主主義国家とはとても言えません。
私たち主権者たる国民は、自分たちの代表を「気分ではなく主張で選ぶ」ということを忘れてはいけませんね。
森雅子内閣府特命担当相は「審議は十分に尽くした」と述べているそうですが、適用される特定秘密の範囲や妥当性のチェック、秘密とされる期間すら曖昧で、時の権力=与党によって恣意的に運用される危険性が見え隠れしているとの指摘が各方面から出されている中での強行採決は、単なる数の暴力といえないでしょうか。
一般に「民主主義=多数決の原理」ととらえられがちですが、多数決は民主主義の一つの意思決定方法でしかなく(米国の陪審制度は全会一致)、また「多数」には過半数のほかに特別多数(たとえば憲法改正発議の2/3など過半数より大きいもの)もあります。
選挙に勝ったらわが世の春では、民主主義国家とはとても言えません。
私たち主権者たる国民は、自分たちの代表を「気分ではなく主張で選ぶ」ということを忘れてはいけませんね。