にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

青森県の小児救急相談、土日祝日の電話受付時間を拡大

2018-04-17 19:45:02 | つれづれ
朝日新聞デジタルで配信されたニュースです。
以下転載します。
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子どもが急な病気にかかった時に看護師から助言が受けられる青森県の小児救急電話相談「#8000」について、夜間だけだった利用時間が4月から日曜祝日は24時間、土曜は午後1時~翌朝8時に拡大された。相談件数が増えていることを受けたもので、県は「相談時間の拡充で、病院の診療時間外をほぼカバーできる」としている。
県の電話相談は、受診できる小児科が少ない夜間の相談窓口として2006年に開設された。「#8000」の番号に電話をかけると、看護師が発熱や嘔吐(おうと)といった症状を聞き取り、救急病院での受診が必要かどうかや家庭での看護法をアドバイスする。
当初、土日祝日の夜間だけだった受付時間は、11年に平日も含む午後7時~翌朝午前8時に拡大。12年度に2977件だった相談数は周知が進むにつれて増え、16年度は5951件と倍増した。
一方、厚生労働省の調査では、16年の県内の10万人あたりの小児科医は10・3人と、全国平均の13・5人を大きく下回っている。県医療薬務課は「相談時間拡大を子育て世代の不安解消につなげたい」としている。
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小児人口も少ないけれど、それ以上に小児科医が少ない青森県。
救急指定病院の医師が疲弊してしまわないように、焦って受診やコンビニ受診を避け、まずは小児救急相談(#8000)で相談してみましょう。

でもそれ以上に大切なのは、我々小児科医が普段からきちんとした診察と説明を行い、「どんな時に救急受診が必要なのか」を伝える努力です。
診察室の中で診療終了ではなく、家庭での看護力を高めるためのお手伝いを心がけていきたいと思います。