文科省の局長が収賄容疑で逮捕された。子供の入学と引き換えに、大学に助成金を支給するというものだったらしい。最近、収賄事件は少なくなってきていたが、またこういう事件を惹起してしまった。まあ、親方の総理大臣が、なあなあで友達重視の政治をやっていたり、財務省の大臣が森友学園問題で、文書改ざんしたり、出鱈目な答弁をしていた局長を国税庁長官にまで抜擢し、その責任を取らずに居直っていたり、全く箍が緩んでしまっているのだから、これくらいのことは起こっても不思議はない。今回の逮捕を受けて、文科大臣は、全く他人事のような記者会見を行っている。政府はいったいどうなってしまったというのだろうか？
それにしても、子供を有名な大学に入れてやりたいという親心、分からないではないが、そんな不正を働いて、子供を大学に入れ、結果的に、子供の将来に取り返しのつかない汚点を残してしまった。医科大学に入ろうとするくらいだから、もともとの能力や意欲はあっただろうに、浅はかな親がそれを無にしてしまった。仮にその年は入れなくても、頑張れは翌年には合格のチャンスはあるわけだし、他にも同様の大学はいくらでもあるのだから、子供の力を信じてきちんと勝負するよう子供を導くべきだったろう。局長にまで上り詰めたという驕りと傲慢さがあったのではないだろうか？今回の件について、社会的な責任を取るのは当然のことだが、子供に対しても、どのように償うつもりなのだろうか？
