財政赤字を解消すると消費税を上げ、一機で何百億もする新型ジェット戦闘機を百機も買う、金持ち優遇税制を維持し、企業減税を推し進める、そして、毎年拡大していく赤字予算編成、いったい安倍総理は、税収と支出のバランスをどう考えているのか?財政を健全化しようという意思はあるのか?ニュースを見聞きしていると、この人はいったい何を考えているのか全く分からなくなってきた。
まあ、安倍総理が何か考えがあって行動していると思うから、分からなくなるだけの話なのかもしれない。安倍総理は単に揺れ動く国際情勢や財界からの要請にただ流され、また、トランプ大統領に良いカッコしいしているだけ、それ以上、日本の将来像を思い描くというような考えはないと考えれば、辻褄が合うというものだ。
外国人労働者受け入れについても、ただ、企業がいう「人で不足」を鵜呑みにして、安い安価な外国人労働者を増やそうとしているだけなのかも知れない。外国人労働者の人権とか、外国人労働者の日本での労働実態など知ろうとする気持ちもないのだろう。官僚たちも、そういう安倍総理をただただ忖度して行動を起こしているだけで、現実の情勢にはとんと目が向いていないように見える。そりゃそうだろう、猫の目のように変わる安倍総理を忖度することに忙しくて、外の世界には目が向かないのだからしょうがないだろう。
最近、新聞を読むのも、気分が落ち込むことばかりだ。国民の多くが飽食してしまい、危機を察知する能力が損なわれてしまい、現状の問題に目を向けようとする気持ちが失われてしまった。マスコミも、グルメ番組をやっていさえすれば、視聴率が確保できるとあって、グルメ番組ばかりを放送している。これじゃ、何も良くなるはずはないだろう。これは、本当に困った問題だ。