訪問診療に変えてから、体重を計っていなかった。いつも見ていると、だんだん小さくなってきていることは分かっていた。主治医は心配し、栄養摂取状態等を何度も確認し、そして、補助栄養食品の摂取を進められたが、妻は、それも口に合わないと拒否し続けてきた。
体重計に自分で乗って計るということができないし、私が抱えて体重計に乗っても、体重計の数値を見ることができないため、体重を計ることができずにきた。しかし、今日、訪問入浴時に、係員が抱えて体重計に乗るという方法で、測定したところ、何と体重が以前よりも大幅に減って、25.2㎏だったという。
それを聞いた私は、その数値に愕然とした。如何に体力が減ってきてしまったのか、改めて知らされた思いだ。何とか食事の摂取量を増やさなければ、体力はますます落ちてしまう。しかし、飲み込みも悪くなってきているので、食べられない食品も増えている。さて何を食べさせようか、頭の痛いところだ。お粥なども考えるのだが、ネバついていると、却って飲み込みにくいというし、ジャガイモなども食べにくいと言う。昨日、市販のルーを使って、クリームシチューを作ったのだが、食べたのは人参だけ、ジャガイモは食べなかった。シチュウーでジャガイモと肉を食べないと、食べるところがないではないか?それにチーズが入っていて、味が諄いといってスープも飲まなかった。
今は、手も足もでないという心境だが、何とか良い手立てを考えなければと思う。