午前中、朝食を食べに行った帰りに、中華料理店の店長をすれ違い、手を上げて挨拶したところ、「後で、店の前に来て!」と言ってきた。弁当を作ることにしたのだろうと思い、「後で・・・」と返事をした。
朝飯は食べてきたばかりで、満腹状態。すぐには食べ物を買うという気持ちになれずに、午後3時過ぎに店に行ったところ、弁当の販売は終わっていた。夕方には、また、弁当を作るというので、午後6時に取りに行くと返事して、戻ってきた。
午後6時に店に弁当を取りに行く。店の立て看板には、「料理のテイクアウトを始めた。中華料理コース、5000円(2,3人分相当と思われる)。その他、単品でも可能」と記載されていた。5000円も出してテイクアウトを食べるのだろうか?あまり現実的ではないなあと思う。ちなみに、私はあんかけ焼きそば850円でした。
そう言えば、昨日、フランス料理店で、弁当を販売していたので、見てみると、ステーキと付け合わせ、5000円(一人前)で売られていた。元々、高級志向の強い店で、コース料理を頼んで、ワインを飲むと、一万円札を出して、おつりはほんのわずかしか返って来ないという店だから、まあ、分からないではないが、「こんなテイクアウト、いったいどんな人が食べるのだろう?私なんかとは全く別種の人が食べるものだ!」と考えて、納得した。
今回の新型コロナウイルスによる外出自粛を受けて、あちこちの料理屋・レストランで、テイクアウトが盛んに売り出されるようになったが、テイクアウトで成果をあげることが出来るか出来ないかは、テイクアウトに適したメニューを如何にして生み出していくか?各店の創意工夫が試されているのだろうと思う。