
同じようなパターンを繰り返しているのが、マカロニウエスタンだ。マカロニウエスタンでは、悪人は治世者ではなく、個人の悪者であることが多いのだが、話の流れは、「水戸黄門」と同じように、悪者が悪の限りを尽くし、主人公はそれに耐える。悪者は増長して、悪の限りを尽くす。我慢の限界を越えた主人公が反撃に出て、最後、決闘が行われて、主人公が勝つ。
この両者のストーリー展開が非常に似ているように思う。どちらが先だったのかは分からない。でも、このハッピーエンドの展開は、見ているものに安心感を与えて、納まりが良い。
ところで、今回の新型コロナウイルス問題、どのような納まりを見せることになるのだろうか?ハッピーエンドなんてあり得ない。すべてが一段落した後、人々はどのように気持ちを整理し、自分を納得させて行くことになるのだろうか?全く先が見えない不安が蔓延しているように思う。早く終わって欲しいものだ!