徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

お帰り…やっと会えたね…そして…さようなら…またね…。

2007-08-11 23:26:02 | ひとりごと
 彼女が帰ってきました…。 
綺麗な木箱の中に納められて…無言の帰国です…。
弟さんがわざわざ遺影を持ってきて見せてくれました…。

幸せそうな笑顔…相変わらず若くて綺麗だね…。

居合わせた友人と顔を見合わせて笑いました…。

このひと月ほど…御主人が24時間付き添い…寝る間もないほど献身的に看病していた…と弟さんから聞きました…。

 御主人に愛され…御主人の大御家族にも愛され…本当に仲良く幸せに暮らしていたということです…。
遺された何枚もの写真の中の彼女がいつも笑顔で楽しそうにしているのを見て…友人もdoveも心から安堵しました…。

 彼女のお母さんが30数年の年月など無かったかのようにdoveの顔をちゃんと覚えていてくれて、何も言葉を交わさないうちから、doveちゃん…と呼んで足早に駆け寄ってきてくれました…。

 小さな声で一生懸命…彼女のことを話してくれました…。
電話のたびに…doveに会いたい…と言ってくれていたそうです…。

会いたいと言って…会うために自分が帰国できるわけもなく…簡単に来て貰える距離でもないから…と…敢えて何も伝えてこなかったとか…。

 お母さんも引越しの折にdoveの住所をなくしてしまい…連絡もできなかったと言っていました…。
ふたりには…つのる話もあったろうに…と…。

doveの電話番号は…彼女のPCに残されており…それで弟さんがdoveとふたりの友人に連絡をくれたのだそうです…。
残念なことにそのうちのひとりには連絡がつきませんでした…。

生きている彼女に会いたかった…と友人とdoveはお互いに語り合いました…。

それでも…魂の旅立った後ではあったけれど…直接…最後のお別れができて…幸いでした…。


お帰り…。
やっと会えたね…。

あなたが死ぬまで幸せでよかった…。 
優しい御主人とずっとラブラブだったんだって…?
弟さんが言ってたよ…。

早くに逝ってしまったけれど…思うとおりに生きた人生だった…と…。
お母さんから聞いたよ…。

ちょっとだけ言わせてな…。
直で会えないことは分かってるけど…声だけでも聞きたかったぞ…!

doveは遠回りな人生を送っているから…まだ当分そちらには行かんと思うけど…そちらに行った時には…また…会えるといいな…。
いっぱい思い出話ができるといいな…。
それから…。

まぁ…いいや…。
そちらへ行ってからのお楽しみということで…。

それじゃ…一先ず…お別れ…を言っとく…か…。
さようなら…○○ちゃん…。

またね…。