徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…第五十「石榴の実・ウワバミソウ・芙蓉」

2007-08-26 16:52:16 | 植物
 散歩道の木々はお役所が植えた並木に関しては、毎年手入れがなされていますが、鉄柵の内側、川沿いに自然生えしている木々についてはそのまま手付かずになっています。
わりと大木が多いので、枯れるなどして、人に危険が及びそうな時には、お役所の派遣した業者が手を加えることもあります…。

 以前、花をつけた石榴の木をご紹介しましたが、その石榴も特に手入れをしてもらっている様子はないようです。
刈り込んだあともない枝葉が、この暑さにも負けず見事に茂っていました。

                                                   

赤く色付いた実が陽に輝いて、ちょっとばかり誇らしげです。
もうしばらくすると、ぱっくりと裂けて、中から真っ赤な果肉を覗かせることでしょう…。

 これは…多分…ウワバミソウ…。
本来は山地の沢沿いなどで見られる野草だそうですが…何故か…doveんちの超狭い庭に群生しています…。
イワヒバといい、ウワバミソウといい、何処から飛んできたのか…。
近くにあまり人に手の加えられていない緑地のような場所があるので…そこら辺りかも知れませんが…。



 それにしてもこの草は、手入れの悪い、草生えるがままの我が庭をよく選んだものです。
自分たちが摘み取られるなんてことはまったく考えていないのかも知れませんね。
怠慢な家主だから大丈夫…なんて…高を括ってたりして…。

 ムクゲがまだ中洲で頑張っていますが、中洲や川縁のあちらこちらで、フヨウが花を開き始めました。
ムクゲと同じで、最初に誰かが植えたものが、川の上流から下流にかけて飛び散り、ムクゲよりもさらに広範囲に亘って自生しています。

                                                 

 花の可憐さに似合わず、フヨウは繁殖力がかなり強いようです。
中洲などのように土のあるところだけでなく、歩道の繋ぎ目のようなところからも枝葉を出していました…。

 ああ…そうそう…忘れるところでした…。
昨日のノブドウと比較するために、ヤブカラシの花をUPしておきます。
小さい花だから…違いが分かるかなぁ…?
葉っぱが完全に異なることは…ご存知だと思いますが…。
良かったら…比べてみてくださいね…。

                                  

 刈られて一週間経たないうちに、土手のあちらこちらに緑が見え始めました。
ひと雨来ればさらに増え…9月に入る頃には何かめぼしいものが撮影できるかも知れません…。
これまで成長の邪魔をしていた夏の草が綺麗になくなったので、これから生えてくる秋の草は急速に伸びていくのではないかと…。
すでに一部は刈り取られてしまいましたが…。

夏の草には悪いけれど…それもまた…楽しみです…。