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英国系パブ&ビール飲み歩き日記+α

ジョンさんのイギリス料理講座: Westcountry編 … Inishmore (恵比寿)

2005-04-24 | 日本のイギリス料理
恵比寿INISHMOREで開催された、イギリスローカル料理講座“John's British Food Road Trip”に出かけてみました。

今日はイギリス南西部、Westcountry編。
地方の食材の話などを織り交ぜながら、その地方のローカルフードを味わいます。
この地方はシーフード、林檎、豚などが特産だそうで、今回もそういった食材が使われていました。

Devon fishcake(上)
スコットランド産サーモンのほぐし身が沢山入ったコロッケ風の料理。
サクっとした衣と、サーモンの風味が利いた中身が美味しい。
昔はこの地方にもサーモンが上ってきたそうです。

Westcountry faggots
Westcountry faggots
豚肉と豚レバーで作ったミートボール。
サイダー(林檎の発泡酒)で作った少し甘酸っぱいソースで、レバーのクセも抑えられているようです。
イギリスも家畜は捨てる所無く使うそうで、確かに内蔵系料理を良く見かけます。
付け合せの、ほのかにミント風味のグリーンピースマッシュもなかなか美味しい。コレだけならマネできるかな?

Cornish pasty
Cornish pasty
ポピュラーなミートパイ。イギリスの駅で良く売っていました。
元々は、鉱山労働者が採掘現場で汚れた手でも食べられるよう、主婦達が考えたお弁当だったそうです。
鉱山労働者のマネをして手で食べようと思いましたが、熱々でムリでした。
鉱山では汚れた手で耳の部分を持って食べていたため、耳だけ残して捨てていたそうなのですが、耳がサクサクして美味しい。

イギリスでCornish pastyを食べるなら、West Cornwall Pasty Co.がオススメだそうです。

Somerset apple cake
Somerset apple cake
特産品の林檎を使った、スパイシーなフルーツケーキ。
しっとりとヘビーな口当たりが、いかにもブリティッシュスイーツな感じ。
シナモンが利いていて美味しい。


イギリス料理、特に家庭料理に近いものを日本で食べる機会は滅多に無いので、有難いイベントでした。
レシピシートが配られたり、作り方や背景を丁寧に説明されたりと、色々ためになりましたが、料理もトークもジョン氏が同時にこなさなければならないので、段取りがかなり大変そうでした。

クリスマスまで毎月、イギリス各地の料理が紹介されるそうなので、次回以降も参加したいですね。
ただ、私が自分で作るには、ちょっと面倒なレシピかなぁ…。

プリマス・ジン
飲み物は南イングランド産、プリマス・ジンのジントニック。
薬草っぽさがマイルドで、飲みやすい。


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