前回から続きです。
須山さんは、
「具合がわるくなったらどうするの?」
と怒ったように叫び、
ヘルパーさんはオロオロするばかりでした。
どうみても今日はお休みになるかなという場面です。
しかし、そのとき妻が言いました。
「私がすべての責任を負います!」
すると須山さんはその言葉に安心したのか、
急に態度がやわかくなって、
すんなりと車に乗ってくれたとのことでした。
ヘルパーさんの何が須山さんを不安にさせていたのか、
私たちは外で待っているので、
お家の中で何が起きているのかわかりません。
だから本当のところはわかりません。
その説明を聴いている時間もありません。
本人の言葉や表情だけで読み取らねばなりません。
ただ何かのすれ違いが起きると、
それをきっかけに、
認知症の方々は不安になってしまいます。
認知症の人でなくとも
私たちでも不安になりますね。
こういうときは、
根拠のない自信
みたいなもので、
何とか乗り越えています。
そして、この須山さんが、
このシリーズのタイトルである
「でぇ、どうするん?」
という名言を残すのですが、
その場面はもう少しシリーズが進んでからお話します。
次は102歳の福田さん(女性 要介護2)が、
ヘルパーさんと一緒に二人で玄関に正座し、
「今日は行かれません!」
とお断りしている場面のお話です。
この方も送迎車に乗ってくださいました。
さて、どんなことになったのでしょう。
お楽しみに。。。。
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