クロード・モネ《ラ・ジャポネーズ》 世田谷美術館 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展
子供たちはそれぞれの予定を過ごしていたので、
休日の21日、夫と世田谷美術館に行ってきました。
モネのラ・ジャポネーゼは、修復が終わって初公開なのだそうです。
着物の質感が圧巻でした。
そして、ゴザ、うちわ、金髪のかつら(!)・・・
モデルはモネの妻。
モネの家には、浮世絵が沢山かかっていたのだそうです。
修復に関する顔料分析などが
このページに詳細掲載されています。
それにも勝って、ボストン美術館所有の浮世絵と
それに影響を受けた西洋画を並べて展示・・
広重の絵の背景の菊が、ゴッホの絵の背景の花に似ていたり、
広重の一本の松の描写とモネの一本の木の構図の酷似など
どのように影響を受けているか隣り合わせの絵で見比べることができ、
私にも理解できる、本当に素晴らしい展示でした。
このページの最初の動画で
その類似点をわかりやすくみることができます。
さらに・・・
美術館内のル・ジャルダンというレストランでは、
このジャポニズム展に合わせて、
料理好きだったモネが残したレシピを参考にしたコース料理が
この展覧会の間だけ30食/日限定で楽しめます。
モネは、大変な料理好きだったそうで、
きのこ、ジビエなど自分で狩猟するなどして料理したのだそうです。
2000年には、彼の自宅から見つかった料理本が
モネの食卓という名前で出版されています。
そのレシピをもとにしたとお店の方に聞きました。
野菜のピクルスとパテのサラダ
ムール貝は、ノルマンディー産でした。
じゃがいもとネギのビシソワーズスープ
に続いて、
エストラゴンソースでしっかりと味がついたお肉ときのこのソテー
ちょっと、写真が近すぎでした・・・
ダークチェリーのクラフティとバナナアイスクリーム
とても、美味しかったです。
お店のHPに掲載されている写真です。
http://www.setagaya.co.jp/le_jardin/course/index.php
レストランでは、午後からの結婚式のパーティの準備が隣の部屋でされていました。
お隣の席の方が立った時に、取らせて頂きました。
中は、満席でした。
砧公園を眺めながらの食事・・・
休日にほっと一息つくことができました。
美術館からレストランへの渡り廊下は、
窓ガラスの枠が絵のフレームのようにみえ、
公園の風景を楽しむことができました。
駐車場から渡り廊下越しにみた砧公園
美術館の駐車場は5分ほど歩いた所にあるのですが、
レストランを利用する人は、
そのドアすぐの所に止めることができます。
レストランは11時からですが、
美術館がオープンする10時にレストラン前の記名表に名前を書いておくことができます。
予約が取れない時には、
11時からの早めの昼食でよければ10時に名前を書いてもどることで待たないで入れます。
(お店の方に教えていただいた待たないコツです!)
結構込み合っていましたが、
昨日、NHKで紹介されたことを
後になって知りました。
初めて訪れた世田谷美術館。
素敵な休日を過ごすことができました。