18時過ぎ・・ PHSにコールが・・
「総長室ですが、今いらしていただくお時間はありますか?」
えっ、総長室? +++++++++++++++++++ 「ちょっと、聞かせてもらいたいのだけど。緩和ケアとは・・」 何かあって、呼ばれたわけではありませんでした。 「一生を送ること、死に直面しても安寧な時を過ごすことができること、これは一部にしか提供されていない現状があります。 「2回ほど外来で症状コントロールをさせていただいた方のご家族だと思います。先日、わざわざご挨拶に来てくださいましたので。」 「そうでしたか。その時の話から、実に先生はその患者さんに安寧な時間を作り出してあげたということがよく伝わってきました」 総長は免疫学の大家です。
何事かと思いました。
私のいる病院は、病院以外にいくつかの組織が集まっているので、統括責任者は総長になります。
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がんに限らない心理支援を広く行っていく必要があると思うけれど緩和ケアの役割とは?精神科、心療内科などなどチーム構成は?神経難病などにおける支援は?海外では?
疾病におけるサポーティブケアが広くあるべきではないかという考えは、現状の医療の中ではどういう位置づけになるか確かめたくて声をかけてくださったようでした。
そういえば、この間、食事に8人ほどで出かけたレストランで、オーナーに名刺を・・と言われて渡したら、『ああ、有賀先生がいらしゃる病院ですね。』という話になりましたよ。」
研究肌でここまでいらっしゃって、一方で、このように臨床現場の声に耳を傾けてくださることは本当にありがたいことでした。
安寧な時間を作りだす支援・・
また、新しいキーワードを貰ったような気がしました。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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私の場合、主人の兄弟は、「病状は、主治医から聞かなくて良い。ぴょんさん自身からも聞かなくて良い。聞いても治せないし、怖いことは聞かなくても良い。両親は高齢なので、言わないでくれ。」と言われ、とっても困った状態でありました。
それでも主人の血縁に何も言わないのは、いけないので、主人の兄だけには拝み倒して私からの病状説明だけは聞いて貰っていました。
そんな困った状況の中で、私に対する心のケアも、泌尿器科にかかっていた時代から、随分、私の心をケアしてくださっていたと思っています。
私の顔色をもよく見て、時には、師長さんを私に差し向けてくださっていました。泌尿器科の先生。
緩和ケアにも申し渡しが行っていたようで、随分助かりました。
今でも、私は、精神科に通い、緩和ケア病棟にいらっしゃるカウンセラーさんに、カウンセリングをやって貰っています。
緩和ケア病棟の主治医が「あなたが潰れてはいけませんよ。病院に来られる心理状態なら、いらして下さい。もし、来られない状態なら、それはそれで考えますから。」とお話しも頂きました。
それで、どうにか、1年が過ぎようとしています。
遺族のケアも・・・。凄く必要だなぁと思っています。