5月29日からの欧州緩和ケア学会へ参加するために、準備をしています。
学会の度に、色々なことがやりやすくなっていくことに驚きます。
例えば、ポスターは、しわになりにくい布で持参すると、
スーツケースに入ります。
昔、長い筒状のケースを担いでいたことが懐かしいです。
さらに、学会によってはデータを送って、
会場でプリントアウトしてくれるサービスを行っているものもあります。
単純に、学会で新たな視点を得ながら
街を楽しめればいいなあと思っていたのですが、
ベルエポック時代のフランスで
一世を風靡したサラベルナールの絵で有名なミーシャが、
出身地のチェコに戻り、本名のムハという名前で、
独立10周年の記念に「スラブ抒情詩」という絵を
国を愛する気持ちを込めて市民会館などに描いたとしり、
検索しているうちに、市民会館にスメタナホールがあり、
丁度この時期、音楽祭を開催していることを知りました。
プラハの春2013は
5月12日が初日です。毎年スメタナの曲で開演し
6月2日の最終日まで沢山の音楽会が開かれているようです。
その最終日の20時からのコンサートはチェコフィルのドボルザークで終演します。
学会はその2日までなのですが、
病院をあまり開けられませんので、
2日には発つ予定にしています。
ですから、クロージングコンサートは
残念ながら無理なのですが、
せめて、他の日に、夜くらいは何かを・・と思い、
チケット購入をチャレンジしてみました。
最近は、大概大きなホールでの催し物は、
海外から、簡単にオンラインで購入し、
e-チケットとして持参できます。
ただ、今回はサイトがあまりに不安定で、
席表を出そうとすると点滅し
まったくアクセスできない状況が続いてました。
何とか、1日のチケットを購入することができました。
ベルリオーズの曲で、ちょっと楽しみです。
学会プログラムは、PDFをダウンロードできます。
今回、EAPCの会員になったのですが、
振り込みが完了すると、
欧州緩和ケア学会 会員カードが
添付で送られてきました。
(自分でプリントアウトしましたが・・
ipadなどで見せれば済むことなのでしょう)
本当に、様々ことがデジタル化されています。
ファイルはドロップボックスを使用し、
気になる論文や資料は教わったようにエバーノートに整理し、
メールは、クライド使用で
どこからでもアップロードしたものが見られます。
ですから、何も持って行かなくても大丈夫なのですが・・・
万一・・などと考え、
参加費を振り込んだ証明書とか、
ホテルのコンファームメールだとか、
コンサートのe-チケットだとか、
結局、紙に印刷して、持参するあたりが、
まだまだアナログ人間なのだとつくづく感じました。
7月に講演を依頼されている広島では、
この学会で得られた知見を織り交ぜながら
お話しさせて頂くことにしていますので、
責任を持って、欧州の緩和ケアを
持ち帰りたいと思っています。
日本からも沢山の友人が参加されます。
向こうでまた、語り合えるといいなあと思います。
最後に・・
プラハは、偽警官がパスポートの提示を求め、
盗まれるという事件が多いようです。
パスポートも、コピーして忍ばせておくようにしました。
本当に、コピーの紙で、一杯です・・・
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プラハ、楽しんできてくださいね。昔、ドボルザークの新世界をやったときに、演奏しながら泣いてしまった事を思い出しました。
無事、プラハから帰国しました。
スメタナ、ドボルザーク、モーツアルト、ベートーベーン。。沢山の音楽家の街でした。みえママさんも音楽をなさっていたのでしたね。
また、機会があったら、語り合いましょう。