緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

印刷した紙で一杯・・・

2013年05月26日 | 医療

5月29日からの欧州緩和ケア学会へ参加するために、準備をしています。
学会の度に、色々なことがやりやすくなっていくことに驚きます。

例えば、ポスターは、しわになりにくい布で持参すると、
スーツケースに入ります。

昔、長い筒状のケースを担いでいたことが懐かしいです。

さらに、学会によってはデータを送って、
会場でプリントアウトしてくれるサービスを行っているものもあります。



単純に、学会で新たな視点を得ながら
街を楽しめればいいなあと思っていたのですが、
ベルエポック時代のフランスで
一世を風靡したサラベルナールの絵で有名なミーシャが、
出身地のチェコに戻り、本名のムハという名前で、
独立10周年の記念に「スラブ抒情詩」という絵を
国を愛する気持ちを込めて市民会館などに描いたとしり、
検索しているうちに、市民会館にスメタナホールがあり、
丁度この時期、音楽祭を開催していることを知りました。

プラハの春2013は
5月12日が初日です。毎年スメタナの曲で開演し
6月2日の最終日まで沢山の音楽会が開かれているようです。
その最終日の20時からのコンサートはチェコフィルのドボルザークで終演します。
学会はその2日までなのですが、
病院をあまり開けられませんので、
2日には発つ予定にしています。
ですから、クロージングコンサートは
残念ながら無理なのですが、
せめて、他の日に、夜くらいは何かを・・と思い、
チケット購入をチャレンジしてみました。

最近は、大概大きなホールでの催し物は、
海外から、簡単にオンラインで購入し、
e-チケットとして持参できます。

ただ、今回はサイトがあまりに不安定で、
席表を出そうとすると点滅し
まったくアクセスできない状況が続いてました。

何とか、1日のチケットを購入することができました。
ベルリオーズの曲で、ちょっと楽しみです。





学会プログラムは、PDFをダウンロードできます。


今回、EAPCの会員になったのですが、
振り込みが完了すると、
欧州緩和ケア学会 会員カードが
添付で送られてきました。
(自分でプリントアウトしましたが・・
ipadなどで見せれば済むことなのでしょう)



本当に、様々ことがデジタル化されています。

ファイルはドロップボックスを使用し、
気になる論文や資料は教わったようにエバーノートに整理し、
メールは、クライド使用で
どこからでもアップロードしたものが見られます。

ですから、何も持って行かなくても大丈夫なのですが・・・

万一・・などと考え、
参加費を振り込んだ証明書とか、
ホテルのコンファームメールだとか、
コンサートのe-チケットだとか、

結局、紙に印刷して、持参するあたりが、
まだまだアナログ人間なのだとつくづく感じました。





7月に講演を依頼されている広島では、
この学会で得られた知見を織り交ぜながら
お話しさせて頂くことにしていますので、
責任を持って、欧州の緩和ケアを
持ち帰りたいと思っています。

日本からも沢山の友人が参加されます。
向こうでまた、語り合えるといいなあと思います。



最後に・・
プラハは、偽警官がパスポートの提示を求め、
盗まれるという事件が多いようです。
パスポートも、コピーして忍ばせておくようにしました。

本当に、コピーの紙で、一杯です・・・


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2 コメント

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紙… (みえママ)
2013-05-28 07:06:53
いろいろデジタルが使いやすくなっても、頭がついていかずに、いつまでたってもアナログ人間の私。いろいろ使いこなしている先生は、すごいなぁ~といつも思います。
プラハ、楽しんできてくださいね。昔、ドボルザークの新世界をやったときに、演奏しながら泣いてしまった事を思い出しました。
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みえママさん (aruga)
2013-06-09 23:43:05
コメントありがとうございます。
無事、プラハから帰国しました。
スメタナ、ドボルザーク、モーツアルト、ベートーベーン。。沢山の音楽家の街でした。みえママさんも音楽をなさっていたのでしたね。
また、機会があったら、語り合いましょう。
返信する

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