エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

40日ぶりに雪山を求めて・・・

2023年04月12日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
40日ぶりに雪山を求めて
■ 山 行 日     2023年4月10日(月)  日帰り
■ ル ー ト     旧スキー場ルート
■ メ ン バ ー      夫婦登山 №11
■ 登 山 形 態      山スキー
■ 地 形 図     1/25000地形図  「ニセコアンヌプリ」
■ 三角点・点名    二等三角点  点名「袴腰 ハカマゴシ」
■ コースタイム    リハビリ散策のため 詳細は不掲載 登行はC1070付近まで



★ 三年ぶりのニセコチセヌプリ(1134m)・・・
雪山を求める理由は三つあって、腰痛の回復を確認するためとまだ未踏峰(残雪期)の挑戦が出来る
体力の有無を確認をする事、そして、山スキーを楽しみたいだった。日帰りなので出来るだけ近場
と思い、天気予報と天クラを参考に選んだニセコエリアだった。札幌周辺の1000m超峰全52
座は、既に夫婦で完登してから再訪する機会が減ってしまい、チセヌプリも3年振りだった。
(2020.04.11のチセヌプリはこちらをクリック) 

この時も、久しぶりのニセコ再訪だったが未踏峰狙いを終えた後のニセコエリアの楽しみ方を再認
識出来た時で、でも忘れていた思い出だった・・・。



3年前に登行を中止したC880付近で撮って見た・・・正面の山がチセヌプリ(1134m)

★ C1070付近で登行中止・・・
スタートして1時間ほど歩き、腰の痛みも無く順調に登っていた。
先行していた若い6人パーティーにも追い着き、挨拶をして先行する。雪質は2日前に降ったと思
われる2㎝程の新雪が乗っかり、下は細かいザラメ状の雪だった。春スキーには丁度良い雪質で下
りのスキーも少し楽しみになって来た。しかし、天候は下り坂で上空の雲の流れが非常に速く、頂
上付近の強風は予想出来た。

取り敢えず、行けるところまで行こうと歩を進め基部からチセヌプリの急斜面に取付いた。斜面の
中間付近には、別の先行者が登っていて彼らのトレースのあるところまでジグを切りながら登る。
だが、予想通り風は次第に強くなり斜度も増してジグを切っても辛い登りだった。スキーアイゼン
もクランポンも無かったので登頂は諦め、C1070付近で登行を中止した。



念願の一つ、春スキーを楽しむ事が出来たひとときである・・・



★ ピークに拘らない登行・・・
今更なのだが、山の登り方は人それぞれでずっと未踏の1000m超峰に拘りそればかりを探し求
めたピークハントの登行ばかりの私たち夫婦が居た。しかし、低山でも同じ山でも何度でも登るス
タイルで楽しむ愛好家も居るし、日帰り専門、限られた地域専門で楽しむ方も居る。自然と花を求
める楽しみ方だってひとつの登行のスタイルである。

久しぶりに再訪したチセヌプリを振り返り、過去と現在の考え方の違いに気付かされた。
消化する山登りには楽しむ事は後回しで、ピークを踏むための手段ばかりが優先していた。登る時
期やルートを見極め、確実な登頂方法を求めて来たかも知れない。

これからも目標の1000m超峰を目指す時、同じスタイルでの消化登山になるかも知れないが、
同時以前の山を振り返り、時期やルートを変えて楽しむ登行も並行したいと思っている。そんなピ
ークに拘らない登行もあって良いんだと改めて感じた再訪だった。



「下れば晴れる」山のあるあるであるが、C800付近で撮ったツーショット。


山友の別荘 (山小屋)に始めて寄って見る・・・外はボロイが中の雰囲気は良い小屋だった。いつかまた。


入浴は、ニセコ駅前の温泉を選択。この後道の駅にも寄って帰宅となる。

★ あと一回は楽しみたい雪山・・・
今年の夫婦登山は、腰痛と悪天に阻まれた年となりそうで、計画していた未踏峰狙いの山行は一つ
も出来ていないまま4月半ばを迎えてしまった。
(登頂は、日高・十勝岳1座のみ)

チセヌプリ再訪で確認出来た事は、私の体力が落ちた事である。
ほぼ1カ月間運動らしい運動もせずに飲み食いだけは欠かさずの生活だから、当たり前なのだが、
自分に甘い性格故にこの先体力を付けるのは容易ではない・・・。プラス加齢だから解決策は無い
のかもである。

とは言え、シーズンあと一回くらいは雪山とスキーを楽しみたいと目論んでいる。さてどうなるか。




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