エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

唄の出だしを思い出して・・・

2024年09月16日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
唄の出だしを思い出して・・・
■ 山 行 日   2024年9月15日 (日)  日帰り  くもり
■ コ ー ス   馬追名水コース~瀞台~旧温泉コース~長官山~火葬場 復路はMTB
■ メ ン バ ー    夫婦登山 №07
■ 登 山 形 態    登山道
■ 地 形 図   1/25000地形図  「南長沼」「三川」「栗山」
■ 三角点・点名  瀞台 一等三角点 点名「ウマオイヤマ」 長官山 三角点無し
■ コースタイム   登り  2時間55分   下り   25分
<登り>
 9:55    名水コース登山口出発
11:00    瀞台 (273m)
11:10    出発

11:45    道道札夕線コース登山口
11:50    旧温泉コース登山口

12:30    長官山 (254m)

<下り>
12:50    下山開始

13:15    伏古火葬場登山口 (MTBデポ地)


★ 夫婦登山、どこかへ・・・
9月最初の3連休。今月から妻チーヤンの仕事も土日は休める事になった。ならばどこかへ行きた
いねとなって山の選択になるが、まとまらない内に酒が回りそのまま寝てしまったようだ。

夜遅くに目が覚めると食卓の上にメモが置いたあった。「徳舜瞥山はどうですか・・」とあった。
そっかぁ~徳舜ねぇ~と思いながら、早々登山口やルートの確認をYAMAP情報で調べてみた。
このルートは、冬には何度か行っているが無雪期に行った事は無くコース時間も2時間前後なら今
の私でも登れるかも?とここに決める。そして、天気予報を見てみる。今夜から明日早朝までずっ
と雨、すでに外は雨が降っていた。明日朝5時頃から止むがずっと曇空で晴れるのは午後になるら
しい。でも雨は降らないようだ。


★ 朝起きて「瀞台」に変更・・・
私たち夫婦のあるあるで、どんよりとした朝の曇り空を見て意気消沈・・。
徳舜は止めて「瀞台」にしない?と変更も早い。じゃ~長官山まで足を延ばし火葬場コースに降り
てMTBで戻って来るか。とこの流れも早かった。昨年の夏にも一度試したMTBを併用した縦走
ルート。しばらくMTBも乗っていない事もあってチーヤンの「いいね」をもらった。


ハイエースにMTB2台を積んで、中沼町の伏古火葬場に向かう。下山口にデポしたら名水コース
登山口へ行きスタートとなる。
名水コース登山口から最初のピーク瀞台 (しずかだい)(273m) まで約2.8㎞ 。瀞台から道道札夕線
登山口まで約2.4㎞。更に旧馬追温泉コースから長官山 (254m) までは約1.6㎞、そして長官山
から火葬場登山口までは約1.2㎞で計8㎞のコースとなる。仮にMTBを使用しないで長官山の往
復となれば、13.6㎞のロングコースだが、今の私に歩ける自信は無かった。片道の8㎞でさえ足
がもつか不安はあった。




いつもの名水コース登山口からスタート

★ 人気の山も少ない車・・・
今日は日曜日だから駐車場は満車かなぁ~と思っていたが、意外や意外。数台しかなくその内一台
は名水を汲むためのようで登山者は少なかった?何故だろう・・?

スタート時、トレランの男性が私たちの前を抜いて行った。あっと言う間に姿は見えなくなった。
ここはそんな人たちにも人気のコースで来る度に何組かとすれ違っていた事を思い出した。

私たちはのんびりとマイペース。足回りは長靴。昨夜の雨で悪路を予想して変えていた。



コース途中に自衛隊道路がありその下にトンネル道が作られている・・・


少しずつ秋の景色を感じる空気と山道の草花たち


まもなく終期を迎える「トリカブト」がこの山道では目立つ存在になっていた・・


毒々しい黒と赤、いったい何だろうとググって見ると「ヤマシャクヤク」の種と分かる。


春の山菜として採っていた「スドケ (シドケ) 」またはモミジガサだが、花を咲かせこれから種になるのかも?


雨上がりのカタツムリ・・・あちこちで目に留まりました。


また撮ってしまったトリカブト。


「ミヤマアキノキリンソウ」・・花期としては間もなく終了だが、秋の花の印象が強い。


何度来た事か・・・「瀞台 (273m) 」頂上 柵の向こうに景色があるが、笹が延びてまったく視界が無くなった。

★ いつも貸切の瀞台・・・
久しぶりの登山もなんとか瀞台の頂上まで歩けた。のんびり来たのでゼィーゼィーこそ無かったが、
足の疲労感は少し感じる。でも最初の目標である頂上に来れた事がちょっと嬉しい。

ここまでのコース途中ですれ違った人は一人だけ。頂上は無人で私たちの貸切だった。何度も来て
いるが、意外と貸切は多い。一等三角点で景色は良いはずも柵の向こうに自衛隊基地があって笹が
背丈以上に伸びて景色を遮ってしまった。以前は笹刈りしてくれた事もあったが、もう無理なのか
なぁ~・・・

山頂にあるコクワの実はまだ硬かった・・・。



「タマゴタケの幼菌」・・・後に上方が破れて赤~橙赤色のかさを表す。優秀な食菌。

本当に玉子のような形のタマゴタケを発見。初めての出合。感動しました。


旧馬追温泉コースの登山口から長官山を目指す・・・

★ 怪しい空模様も・・・
瀞台を後にして向かうは長官山だが、先ずはこの稜線を下りなければならない。
距離は約2.4㎞ で下りだからなんとか足は持つだろう・・・。マイペースと言いながら下りでは
つい早足になった。瀞台の反対側の登山口は道道札夕線側。そこから約200m ほど道道を歩くと
旧馬追温泉コースの登山口がある。

空を見上げるとどんよりした厚い雲が広がり、いまにも降りそうな気配・・。
一応カッパの用意もあるし、前に進むしかない。暗い登山口から長官山を目指した。





小さな紅葉を発見。やっぱり確実に秋は近づいているね・・。


唯一見付けた「サラシナショウマ」


本日の最終目的地「長官山 (254m) 」にとうちゃこ・・・


変わり映えのしない二人の頂上写真だが、これも記念だね・・・明日は結婚記念日だ。

★ 思い出多い「長官山」
       少しだけ唄の出だしを思い出した?・・・

長官山についた時は、正直ヤバかった・・。足の疲労感を感じていて疲れは隠せなかった。
でも少し休んで、後は下るだけだと思うとまた力が沸いて来てちょっと元気になる私。

この山には孫たちと2回ほど登った思い出と、北海道全山1594山の最後にこの山を選び大勢の
仲間と登った児玉保則氏の記念の山でもある。児玉氏にとって悔しくもこの山が生前最後の山とな
ってしまった事も忘れられない思い出として彼を偲ぶ慰霊の山としても登っている。

久しぶりの夫婦登山がようやく叶った感じ。
先日拙ブログで発した「唄を忘れたカナリア・・」だったが、登って見て少しだけ唄の出だしを思
い出したかも知れない。まだまだ体力も筋力も落ちたままだけど、山はやっぱり楽しいところ。
自分の居場所の一つとしてもう少し残して欲しいと思った次第だ。

火葬場登山口に着いて、MTBも無事で良かった。あとはペダルを漕げば車のある名水コースまで
ほんの20分程である。

久しぶりに山の報告が出来て嬉しい日だった。



火葬場登山口への下りで急な階段が意外にキツイ・・・


「カラカサタケ」・・かさの部分は軟らかいのでフライにして食べるといいらしい。但し、生食は禁物。

もちろん撮っただけです・・・


火葬場 (伏古墓地) 登山口にデポしたMTBも無事でした・・・




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