HYML、沢納会に参加して・・・
勇気あるドボンに感動と敬意
白老川本流・支流の美しき渓相とエキサイティングに戯れて・・・
■ 山 行 日 2014年11月01日(土)~02日(日) 1泊2日
■ ル ー ト 森野トンネルP~330白老川本流~310分岐~330林道
~330白老岳橋~395ゴルジュ~347右股~370折り返し
~白老交流橋
■ メ ン バ ー 俊、やまじい、邦、悦ちゃん、チカプ、よもぎ、善雄、ヨコ、一司、こん、チョー
サイ、かすみ草、ファゼンダ、トミ、はまなす、ヨコ、いさむ、gan、エバ
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「徳舜瞥岳」
■ コースタイム 約4時間30分
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遡行ルートは、私の読図によるルート編集です。正確ではないかも知れません・・・
★ HYML沢納会に初参加・・・
HYMLのイベント総幹事的ganさんの呼び掛けで毎年開催されている「沢納会」に始めて参加する
機会を得た。
当初の沢は、せたな町の太櫓川。途中までの遡行・釣り・焚き火・テント泊キャンプ納会が予定されて
いたが、天気予報が急変し、前日に中止になった。
変更になった沢は「白老川」。HYMLのML上では、今年ヒットした沢の一つかも知れない。
札幌近郊からのアプローチの近さ、難易度、渓相美や滝などすべてに満足と言える条件が揃った沢。
遡行ルートのバリエーションも多く、遡行者のレベルや遡行時間に合わせたルート取りが出来るのも
人気の一つかも知れない。私も2度目の白老川となり、前回と違う本流・支流沢に期待が先行して
落ち着きが無かった。
総勢20名が参加する大遡行、そしてキャンプから温泉付き落部B山荘での贅沢な納会は、まるで
翌日の遠足を待ち切れない子供になった心境である。
★ 前泊まり・・・
11月1日、国道230号線道路情報館前6:30集合の案内が流れる。
自宅からなら1時間半も掛からない場所だったが、自宅では寝られない高鳴る鼓動。
前泊まりを宣言すると食当補佐役のヨコさんが反応してくれて嬉しさ100倍。
合流してから小金湯温泉で温まり、駐車場内の居酒屋ハイエースは二名様で満員御礼。
よもぎさんから「エバさん、飲み過ぎないでネ」とあたたかい励ましがあったのも忘れて
23時30分まで飲んでしまった。
幸い翌日は二日酔い・・・の後遺症も無く、なんとかドライバーも無事こなして安堵する。
ただ、居酒屋はジンギスカン鍋の匂いが染み付き同乗者には不快なドライブだったかも。
【11月1日(土)】 くもり
★ 自己紹介・・・
集合時間より早く道路情報館に次々と集まるメンバー。
ルック岳では顔馴染みも遡行や山行ではお初の方々が多い。
情報館でのあいさつはそこそこにまずは白老川の集合場所まで移動する。
集合場所は道道86号線「森野トンネル」を出てすぐの駐車帯。すでに他のメンバーも来ていて
全員が揃う。出発前に全員で円陣を組み簡単な自己紹介と集合写真を撮って出発した。
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総勢20名の参加者。出発前の集合写真。
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入渓口となる「白老岳林道」入口まで道道を少し歩く一行・・・
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「白老岳林道」入口・・・辿って下りると白老川本流に架かる「白老岳橋」がある
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白老岳橋から降りて入渓・・・
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橋から降りて入渓した本流・・・
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簡単なヘツリから徐々に難度を上げて行くのか?
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ここは白老滝の上部、滝を上から見るために進んだルート
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白老滝の二段目の滝壺はエメラルドブルーだった・・・
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豪快に流れ落ちる白老滝を上から覗き込む・・・怖い
★ 第一ステージ、310二股~右股へ・・・
森野トンネルP帯出発 8:35
P帯から道道を200mほど歩くと本流に降りられる白老岳林道入口がある。
そして、本流に架かる「白老岳橋」から降りて入渓し、下流に向かって310二股まで行く。
ここから70m程下流に「白老滝」があり上から覗くのも爽快だ・・と聞き、未経験者の数名が
ganさんの案内で滝上まで軽い藪を漕ぐ。白老滝は二段になっていて二段目の滝壺は深く
エメラルドブルーに輝き、うっとりとするも次の豪快に流れ落ちる一段目を上から望むには
勇気が必要だった。310二股まで戻ってから次は右股に入る。
右股の遡行距離は短いが、大袈裟に言えば電気の沢のような渓相美・・とganさんは言う。
しかし、電気の沢を知らない私には比べようがない訳でこの沢のみの美しさに感動するだけだ。
konちゃんが晩秋の白老川で本日、最初の初泳ぎを披露する。
巨体が落ちれば波打つ釜も見物人は大いに喜んでいるのは何故だろう?
左岸からダイブしたkonちゃんに逆らってganさんは右岸の壁をヘツル。
私も右岸からヘツルも容易なスタンス、ホールドを選んで通過だ。
ただ一部ペロンとした岩盤部分を最後に挑戦したganさんには、全員が期待して注目し
息を飲む緊張が走る。
しかし、みんなの期待を裏切り通過したから何のドラマも無い。
少し登った所から軽い藪を登って白老岳林道に出て、白老岳橋まで戻る。
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軽いヘツリも一列に並ぶご一行様の遡行は珍しい・・・
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ゴルジュ帯の高巻きから沢への下降、念のためのロープ確保・・・
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板を重ねたような右岸の壁を微妙にヘツル面々・・・
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ちょっと安心ルートは左岸のヘツリでした・・・
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ganさんは、いつも手本となり難しいルートを通過して見せ場を作る
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ここはほとんど左岸をヘツルも数名は右岸に挑戦、ganさんは右のペロン岩を敢えて選ぶ
★ 第二ステージ、大星沢347二股へ・・・
そして白老岳橋まで戻り本流から大星沢347二股へ遡行する途中で次のドボンが待っていた。
そこは340ゴルジュ帯で大きな釜を持ち、左岸がヘツリで右岸は高巻きとなる。
ganさんが右岸の高巻きルートにザイルをフィックスしている間、左岸の微妙なヘツリに挑戦する
メンバーが居た。
そしてこの釜で泳いだのは、善雄さんを先頭にトミさん、よもぎさん、はまなすさん、かすみ草さんと
続き晩秋の沢納会に華が咲く。
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395ゴルジュ左岸のヘツリで幾つものドラマが生まれる・・・
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★ 347二股~右股へ・・・
この右股にはganさんお薦めの50mの滑滝があるという事でそこだけを目的に
ザックは分岐にデポして進んだ。滝まではほんの10分で出会う。午後の陽を正面に
仰ぎながら斜度のあるナメに一同「おぉ~」と歓声が上がった。
そのナメの中間で撮ったのが下の写真だ。
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347二股~右股へ10分程登った50mの滑滝
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滑滝の上部から見下ろす・・・
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楽しい楽しいと連呼するはまなすさん
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ついに自らツボへダイブする元気だ・・・水は非常に冷たいのに。
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信じられない光景に空いた口が閉まらなかったのは私だけか・・・
★ 第三ステージ、最後に核心の核心部か・・・
347二股に戻り、ランチタイムを取りながら笑顔が絶えない今日の遡行が話題の一番だった。
遡行は終盤となり、二股から左の大星沢本流へ入る。すると次の難関?が現れた。
もう滝は無いだろうと思っていただけに狭いゴルジュ帯を見上げて、ここは最後の核心部なのか?
と覚悟を決めた。395ゴルジュと呼ぶ場所らしい。
よく見ると左岸の岩壁上に僅かなテラス状のスタンスを確認する。落ちれば3m下の滝つぼだが
岩も出ているので泳ぐだけでは済まない場所だ。俊さんに続いて微妙なテラスのヘツリをクリアーし
狭い滝の対岸に上がる。後続メンバーも半々で右岸、左岸にルートを取りクリアーしたと思っていた。
後の報告を聞くと、いさむちゃんとかすみさんは安全な高巻きルートを選択してたらしい。
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395ゴルジュを果敢にアタックする悦ちゃんです
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余裕のヨコさん、何と言ってもこの沢の経験者です・・・
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サイちゃん 大股開いて後続メンバーをお出迎え・・・?
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konちゃんも楽しそうに通過しました・・・
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180越えのファゼンダさんにとっては楽勝のゴルジュでしたぁ~・・・
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395ゴルジュを過ぎてすぐの滝は、左岸を直登して通過。
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420二股を右に入るとすぐに5mの滝に出合う。最後まで楽しい沢だった。
★ 交流橋で終了・・・
420二股を右に入って2つの滝を越える頃、見上げる所に道道86号線の交流橋が見えて来る。
少しだけ藪を漕ぎ、急斜面を登ると交流橋と友情橋の間となる道道に出合い終了となる。
総勢20名の遡行隊、本日の総行程は4時間30分を要したが、一箇所のゴルジュ帯通過に1時間を
要した場所もあり、通常なら3時間もあれば充分に楽しめるルートだったと思った。
登山口となった森野トンネル出口の駐車帯には15分程歩いて到着。今日の沢納会を終了した。
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道道に上がってから徒歩で登山口となったP帯まで戻る・・・
★ 静かな大滝の温泉場が騒然・・・
予定の時間を大幅に過ぎていたので「着替えは温泉場に着いてから」というganさんからの指示が出る。
その温泉場は大滝村のとある場所。なんと無料の温泉だった。
駐車場に停めたかと思うと、車のトランクを開けて着替えやら片付けが始まった・・・。
知らない人が見たらこの光景をどう見ただろう。
静かな温泉場が一時騒然となったシーンだ。でも温泉はとてもきれいで温まりました。
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大滝村の無料温泉の前の駐車場が騒然となる・・・お騒がせしました。
★ 2時間遅れ、落部山荘での贅沢・・・
予定がどんどん遅れて、ちょっと焦るganさん・・・。
八雲B山荘着を16時としていたのに、大滝の温泉を出たのが15時だった。
尚且つ、途中で道を間違えて遠回りしニセコの道の駅で再びロスタイム。
しかし、ここでは偶然の出会いと拉致を見る。
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「むかご」
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落部 B山荘での集合写真です・・・
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スピーチタイム・・・「えぇ~と、なんだっけ?」「ぁっ!今年の一名山だ」
★ 朝の風景・・・
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山荘の近くにある「盤石温泉」混浴、無料の源泉かけ流し温泉です。
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HYMLの女神たち・・・滅多に見られない入浴シーン (写真提供 F女史)
★ 帰路、八雲・BB商店でのクライミング・・・
沢納会、予定の太櫓川キャンプならこんなにのんびりと贅沢な時間は無かったと思う。
なにからなにまでBBさんにお世話になりました。感謝、感謝で本当にありがとうございます。
それに山荘ではわがままな私の発言で立派な杉の板まで頂戴し、遠慮の知らない馬鹿オヤジを
お許し下さい。 (杉の板は、後日サンダーを掛けて仕上げました。)
帰路、八雲にあるBBさんのお店の倉庫に設置されたクライミング場で老体に鞭を打ちながらも
笑顔に溢れた楽しい時間を過ごした。
ただ、私は重い体を労わってロープに攣らされることは避けていました・・・。
皆さん さすがに山屋さん
始めての方も居たようですが果敢に挑戦する気持ちの高さに脱帽です。
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★ BBさん、出来ました!!・・・
山荘のガレージに保管していた生の杉の板を見つけて「これいいですねぇ~・・・」と
言ったら「持って行けるなら持って行っていいよ・・・」なんて、本当は冗談だったと思います。
なのに「えっ?持って行けますよ・・」と図々しく答える遠慮の知らない馬鹿オヤジ。
本当に頂いてしまいました・・・。
こんな高価なものを簡単に頂いて来るなんてね。でも私で二人目ですって・・。
せっかく頂いたものを仕上げなければいけません。
その方法もご教授頂いていたので忘れる前に作業に掛かりました。
仕上がりはこんな感じです。「BBさん、いかがでしょうか?」
電動カンナで表と裏面、粗い目の電動サンダーと仕上げのサンダーで丹念に磨く。
サイドの皮は慎重に剥がし、節の凸凹はグライダーを使って削りました。
仕上げは「水性ウレタン」です。4回以上乾いては塗るを繰り返し丸一日掛けて出来ました。
超気に入っています。
わが家の宝物に成りました。
本当にありがとうございました。
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勇気あるドボンに感動と敬意
白老川本流・支流の美しき渓相とエキサイティングに戯れて・・・
■ 山 行 日 2014年11月01日(土)~02日(日) 1泊2日
■ ル ー ト 森野トンネルP~330白老川本流~310分岐~330林道
~330白老岳橋~395ゴルジュ~347右股~370折り返し
~白老交流橋
■ メ ン バ ー 俊、やまじい、邦、悦ちゃん、チカプ、よもぎ、善雄、ヨコ、一司、こん、チョー
サイ、かすみ草、ファゼンダ、トミ、はまなす、ヨコ、いさむ、gan、エバ
■ 登 山 形 態 沢登り
■ 地 形 図 1/25000地形図 「徳舜瞥岳」
■ コースタイム 約4時間30分
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遡行ルートは、私の読図によるルート編集です。正確ではないかも知れません・・・
★ HYML沢納会に初参加・・・
HYMLのイベント総幹事的ganさんの呼び掛けで毎年開催されている「沢納会」に始めて参加する
機会を得た。
当初の沢は、せたな町の太櫓川。途中までの遡行・釣り・焚き火・テント泊キャンプ納会が予定されて
いたが、天気予報が急変し、前日に中止になった。
変更になった沢は「白老川」。HYMLのML上では、今年ヒットした沢の一つかも知れない。
札幌近郊からのアプローチの近さ、難易度、渓相美や滝などすべてに満足と言える条件が揃った沢。
遡行ルートのバリエーションも多く、遡行者のレベルや遡行時間に合わせたルート取りが出来るのも
人気の一つかも知れない。私も2度目の白老川となり、前回と違う本流・支流沢に期待が先行して
落ち着きが無かった。
総勢20名が参加する大遡行、そしてキャンプから温泉付き落部B山荘での贅沢な納会は、まるで
翌日の遠足を待ち切れない子供になった心境である。
★ 前泊まり・・・
11月1日、国道230号線道路情報館前6:30集合の案内が流れる。
自宅からなら1時間半も掛からない場所だったが、自宅では寝られない高鳴る鼓動。
前泊まりを宣言すると食当補佐役のヨコさんが反応してくれて嬉しさ100倍。
合流してから小金湯温泉で温まり、駐車場内の居酒屋ハイエースは二名様で満員御礼。
よもぎさんから「エバさん、飲み過ぎないでネ」とあたたかい励ましがあったのも忘れて
23時30分まで飲んでしまった。
幸い翌日は二日酔い・・・の後遺症も無く、なんとかドライバーも無事こなして安堵する。
ただ、居酒屋はジンギスカン鍋の匂いが染み付き同乗者には不快なドライブだったかも。
【11月1日(土)】 くもり
★ 自己紹介・・・
集合時間より早く道路情報館に次々と集まるメンバー。
ルック岳では顔馴染みも遡行や山行ではお初の方々が多い。
情報館でのあいさつはそこそこにまずは白老川の集合場所まで移動する。
集合場所は道道86号線「森野トンネル」を出てすぐの駐車帯。すでに他のメンバーも来ていて
全員が揃う。出発前に全員で円陣を組み簡単な自己紹介と集合写真を撮って出発した。
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総勢20名の参加者。出発前の集合写真。
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入渓口となる「白老岳林道」入口まで道道を少し歩く一行・・・
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「白老岳林道」入口・・・辿って下りると白老川本流に架かる「白老岳橋」がある
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白老岳橋から降りて入渓・・・
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橋から降りて入渓した本流・・・
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簡単なヘツリから徐々に難度を上げて行くのか?
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ここは白老滝の上部、滝を上から見るために進んだルート
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白老滝の二段目の滝壺はエメラルドブルーだった・・・
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豪快に流れ落ちる白老滝を上から覗き込む・・・怖い
★ 第一ステージ、310二股~右股へ・・・
森野トンネルP帯出発 8:35
P帯から道道を200mほど歩くと本流に降りられる白老岳林道入口がある。
そして、本流に架かる「白老岳橋」から降りて入渓し、下流に向かって310二股まで行く。
ここから70m程下流に「白老滝」があり上から覗くのも爽快だ・・と聞き、未経験者の数名が
ganさんの案内で滝上まで軽い藪を漕ぐ。白老滝は二段になっていて二段目の滝壺は深く
エメラルドブルーに輝き、うっとりとするも次の豪快に流れ落ちる一段目を上から望むには
勇気が必要だった。310二股まで戻ってから次は右股に入る。
右股の遡行距離は短いが、大袈裟に言えば電気の沢のような渓相美・・とganさんは言う。
しかし、電気の沢を知らない私には比べようがない訳でこの沢のみの美しさに感動するだけだ。
konちゃんが晩秋の白老川で本日、最初の初泳ぎを披露する。
巨体が落ちれば波打つ釜も見物人は大いに喜んでいるのは何故だろう?
左岸からダイブしたkonちゃんに逆らってganさんは右岸の壁をヘツル。
私も右岸からヘツルも容易なスタンス、ホールドを選んで通過だ。
ただ一部ペロンとした岩盤部分を最後に挑戦したganさんには、全員が期待して注目し
息を飲む緊張が走る。
しかし、みんなの期待を裏切り通過したから何のドラマも無い。
少し登った所から軽い藪を登って白老岳林道に出て、白老岳橋まで戻る。
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軽いヘツリも一列に並ぶご一行様の遡行は珍しい・・・
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ゴルジュ帯の高巻きから沢への下降、念のためのロープ確保・・・
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板を重ねたような右岸の壁を微妙にヘツル面々・・・
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ちょっと安心ルートは左岸のヘツリでした・・・
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ganさんは、いつも手本となり難しいルートを通過して見せ場を作る
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ここはほとんど左岸をヘツルも数名は右岸に挑戦、ganさんは右のペロン岩を敢えて選ぶ
★ 第二ステージ、大星沢347二股へ・・・
そして白老岳橋まで戻り本流から大星沢347二股へ遡行する途中で次のドボンが待っていた。
そこは340ゴルジュ帯で大きな釜を持ち、左岸がヘツリで右岸は高巻きとなる。
ganさんが右岸の高巻きルートにザイルをフィックスしている間、左岸の微妙なヘツリに挑戦する
メンバーが居た。
そしてこの釜で泳いだのは、善雄さんを先頭にトミさん、よもぎさん、はまなすさん、かすみ草さんと
続き晩秋の沢納会に華が咲く。
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395ゴルジュ左岸のヘツリで幾つものドラマが生まれる・・・
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★ 347二股~右股へ・・・
この右股にはganさんお薦めの50mの滑滝があるという事でそこだけを目的に
ザックは分岐にデポして進んだ。滝まではほんの10分で出会う。午後の陽を正面に
仰ぎながら斜度のあるナメに一同「おぉ~」と歓声が上がった。
そのナメの中間で撮ったのが下の写真だ。
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347二股~右股へ10分程登った50mの滑滝
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滑滝の上部から見下ろす・・・
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楽しい楽しいと連呼するはまなすさん
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ついに自らツボへダイブする元気だ・・・水は非常に冷たいのに。
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信じられない光景に空いた口が閉まらなかったのは私だけか・・・
★ 第三ステージ、最後に核心の核心部か・・・
347二股に戻り、ランチタイムを取りながら笑顔が絶えない今日の遡行が話題の一番だった。
遡行は終盤となり、二股から左の大星沢本流へ入る。すると次の難関?が現れた。
もう滝は無いだろうと思っていただけに狭いゴルジュ帯を見上げて、ここは最後の核心部なのか?
と覚悟を決めた。395ゴルジュと呼ぶ場所らしい。
よく見ると左岸の岩壁上に僅かなテラス状のスタンスを確認する。落ちれば3m下の滝つぼだが
岩も出ているので泳ぐだけでは済まない場所だ。俊さんに続いて微妙なテラスのヘツリをクリアーし
狭い滝の対岸に上がる。後続メンバーも半々で右岸、左岸にルートを取りクリアーしたと思っていた。
後の報告を聞くと、いさむちゃんとかすみさんは安全な高巻きルートを選択してたらしい。
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395ゴルジュを果敢にアタックする悦ちゃんです
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余裕のヨコさん、何と言ってもこの沢の経験者です・・・
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サイちゃん 大股開いて後続メンバーをお出迎え・・・?
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konちゃんも楽しそうに通過しました・・・
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180越えのファゼンダさんにとっては楽勝のゴルジュでしたぁ~・・・
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395ゴルジュを過ぎてすぐの滝は、左岸を直登して通過。
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420二股を右に入るとすぐに5mの滝に出合う。最後まで楽しい沢だった。
★ 交流橋で終了・・・
420二股を右に入って2つの滝を越える頃、見上げる所に道道86号線の交流橋が見えて来る。
少しだけ藪を漕ぎ、急斜面を登ると交流橋と友情橋の間となる道道に出合い終了となる。
総勢20名の遡行隊、本日の総行程は4時間30分を要したが、一箇所のゴルジュ帯通過に1時間を
要した場所もあり、通常なら3時間もあれば充分に楽しめるルートだったと思った。
登山口となった森野トンネル出口の駐車帯には15分程歩いて到着。今日の沢納会を終了した。
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道道に上がってから徒歩で登山口となったP帯まで戻る・・・
★ 静かな大滝の温泉場が騒然・・・
予定の時間を大幅に過ぎていたので「着替えは温泉場に着いてから」というganさんからの指示が出る。
その温泉場は大滝村のとある場所。なんと無料の温泉だった。
駐車場に停めたかと思うと、車のトランクを開けて着替えやら片付けが始まった・・・。
知らない人が見たらこの光景をどう見ただろう。
静かな温泉場が一時騒然となったシーンだ。でも温泉はとてもきれいで温まりました。
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大滝村の無料温泉の前の駐車場が騒然となる・・・お騒がせしました。
★ 2時間遅れ、落部山荘での贅沢・・・
予定がどんどん遅れて、ちょっと焦るganさん・・・。
八雲B山荘着を16時としていたのに、大滝の温泉を出たのが15時だった。
尚且つ、途中で道を間違えて遠回りしニセコの道の駅で再びロスタイム。
しかし、ここでは偶然の出会いと拉致を見る。
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「むかご」
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落部 B山荘での集合写真です・・・
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スピーチタイム・・・「えぇ~と、なんだっけ?」「ぁっ!今年の一名山だ」
★ 朝の風景・・・
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山荘の近くにある「盤石温泉」混浴、無料の源泉かけ流し温泉です。
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HYMLの女神たち・・・滅多に見られない入浴シーン (写真提供 F女史)
★ 帰路、八雲・BB商店でのクライミング・・・
沢納会、予定の太櫓川キャンプならこんなにのんびりと贅沢な時間は無かったと思う。
なにからなにまでBBさんにお世話になりました。感謝、感謝で本当にありがとうございます。
それに山荘ではわがままな私の発言で立派な杉の板まで頂戴し、遠慮の知らない馬鹿オヤジを
お許し下さい。 (杉の板は、後日サンダーを掛けて仕上げました。)
帰路、八雲にあるBBさんのお店の倉庫に設置されたクライミング場で老体に鞭を打ちながらも
笑顔に溢れた楽しい時間を過ごした。
ただ、私は重い体を労わってロープに攣らされることは避けていました・・・。
皆さん さすがに山屋さん
始めての方も居たようですが果敢に挑戦する気持ちの高さに脱帽です。
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★ BBさん、出来ました!!・・・
山荘のガレージに保管していた生の杉の板を見つけて「これいいですねぇ~・・・」と
言ったら「持って行けるなら持って行っていいよ・・・」なんて、本当は冗談だったと思います。
なのに「えっ?持って行けますよ・・」と図々しく答える遠慮の知らない馬鹿オヤジ。
本当に頂いてしまいました・・・。
こんな高価なものを簡単に頂いて来るなんてね。でも私で二人目ですって・・。
せっかく頂いたものを仕上げなければいけません。
その方法もご教授頂いていたので忘れる前に作業に掛かりました。
仕上がりはこんな感じです。「BBさん、いかがでしょうか?」
電動カンナで表と裏面、粗い目の電動サンダーと仕上げのサンダーで丹念に磨く。
サイドの皮は慎重に剥がし、節の凸凹はグライダーを使って削りました。
仕上げは「水性ウレタン」です。4回以上乾いては塗るを繰り返し丸一日掛けて出来ました。
超気に入っています。
わが家の宝物に成りました。
本当にありがとうございました。
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2か所訂正を。地図のルート、430近辺分岐は右に入ります。よって交流橋は表記の橋の一本峠よりの橋です。
ドボンした5m滝の釜は395ではなく、340になります。
書いても書いても足りないくらい楽しい納会でした。
参加出来て本当に良かったです。
こちらこそありがとうございました。
地形図訂正、了解です。
後日になりますが、訂正します。