11月4日(木)午前
第14回講座「北摂地域の地形と地質」
講師:大阪市立自然史博物館主任学芸員 中条 武司 さん
場所:あくあぴあ芥川 多目的ホール
地形と地質は関係しており、地質図から大阪の生い立ちを読み取れる。日本はプレートの境界部に位置しており、世界の地震頻度の約10%を占める。地震を知る上で平野と山地を隔てている断層も重要な要素である。
防災を考えるには、自分たちが暮らす町の地形・地質をしっかり把握しておくことが大切であり、それを知ることでどのような被害が起こるかを予め想定して備えることができる(減災につながる)
本日の講座を通じて北摂地域の地形・地質の成り立ち、地震のメカニズム、日頃からの防災知識を持つことの重要性を学ぶことができました。講義後の質問もいつもより多く出て、予定時間を15分近くオーバーして受講生の関心の高さを伺えました。
11月4日(木)午後
第15回講座「地質を観察してみよう」
講師:引続き 中条 武司 さん
場所:芥川河川敷~今城塚古墳
芥川河川敷にて各班ごとにいろんな石を集め採取した石を分類してその根拠を班ごとに説明後、講師の先生から解説を受けました。花崗岩、流紋岩、砂岩、泥岩、チャート、石灰岩等6~7種類の見分けのポイントを学び、単にみるだけではなく、手で触ったり、ルーペで表面の細かいところを観察することが大切であることを学習しました。
その後、今城塚古墳までの道中で、平野に急な段差が続いている断層を観察して、活断層による変位地形が私たちの身なところにもあることを知り、最後に今城塚古墳の前で伏見大地震の痕跡の説明を受け、活断層の理解を深めました。
次回講座は 11月11日(木)
午前「世界の財産 鵜殿のヨシ原」 午後「鵜殿のヨシ原を歩いてみよう」 開催予定