午前の講座
講座内容:テーマ「市民、地域主導による再生可能エネルギー普及」
講 師:元日本環境学会 会長 和田 武さん
最新の世界動向や日本での普及の現状、市民や地域による導入事例を踏まえ、
再生可能エネルギーの普及の可能性について、デンマークでの現地視察話など
貴重なお話をいただきました。
地球温暖化防止は待ったなしの段階であり、大気中のCO2濃度と地球の気温推移グラフでは産業革命前
270~280ppmから現在は410ppm以上に急上昇、地球気温は1.1℃上昇を示しています。
和田さんは日本の持続可能なエネルギー社会実現のためには、政策転換を実施し、再エネコスト低減、
市民・地域主体の取組強化により、再エネを飛躍的に普及し、再エネ100%の持続可能な社会の実現は
可能であると力説されます。
高槻における、「自然エネルギー高槻市民の会の市民共同発電所」わかくさホームの紹介がありました。
地球のことを考え、地域で行動しよう!
未来のことを考え、いま行動しよう!
午後の講座
講座内容:テーマ「地球温暖化対策の動向と省CO2社会に向けた取り組み」
講 師:大阪ガス株式会社 企画部 ESG推進室 室長 楠井裕子さん
企業の立場から地球温暖化対策についての取組状況を視聴しました。
実施に向けた取り組みとして、「メタネーションによるカーボンニュートラルの実現」について
の説明を受けました。
既存の都市ガスインフラを有効活用しながら、熱需要のカーボンニュートラル化を効率的に行うため、
再生可能エネルギーで水素を作り、CO2と合成することでメタンを製造するメタネーション技術の実用化
を進めているとのことです。
企業としての脱炭素社会に向けた取り組みを確認することが出来ました。
次回講座内容:令和4年1月6日(木)午前・午後「市内の環境保全活動団体の紹介」
集合場所 :クロスパル高槻(総合市民交流センター)5階 視聴覚室