令和6年2月3日(土)に高槻市立自然博物館 主任学芸員 高田みちよ氏を講師に迎え津之江公園自然再生エリアと芥川河川敷で野鳥観察会を開催しました。
当日は19名の市民のみなさまにご参加いただきました。
カワセミやオオバン、ウグイス(鳴き声のみの確認)など23種の野鳥を観察しました。
また、芥川の土手の巣穴にヌートリアの姿も見つけました。
個体数は少なかったものの例年と変わらない種類の野鳥を確認できました。
令和6年2月3日(土)に高槻市立自然博物館 主任学芸員 高田みちよ氏を講師に迎え津之江公園自然再生エリアと芥川河川敷で野鳥観察会を開催しました。
当日は19名の市民のみなさまにご参加いただきました。
カワセミやオオバン、ウグイス(鳴き声のみの確認)など23種の野鳥を観察しました。
また、芥川の土手の巣穴にヌートリアの姿も見つけました。
個体数は少なかったものの例年と変わらない種類の野鳥を確認できました。
参加者:山﨑、田口、小倉、山佐、田中、松本、山室、鈴木、福田、関田、池田、藤井、木村(上牧自治会)
昨年9月の調査から4か月が経ちました。
約半年にわたって調査を続けてきたヨシを刈り取る日が来ました。そのまま放置しておけば枯れたヨシは倒れて、いずれは土に還りますが、新しい芽が伸びてくるために枯れたヨシを撤去します(すぐ近くの鵜殿ではヨシ焼きが行われますが、これは害草・害虫を駆除し、不慮の火災の防止等を目的に行われるもの)。ここでヨシ焼きはできないので、撤去することになりましたが、刈り取ったヨシの処分にご協力いただいた関係者の皆様、どうもありがとうございました。
雨だったら刈り取りは延期、寒かったら嫌だなと思いながら当日を迎えましたが、(私を含む)皆さんの日頃の行いが良いのでしょう、暖かな日差しの中で無事に作業を終えることができました。
さて、この4ヶ月でヨシたちがどう変わったのか。
すっかり枯れて、葉が落ちてしまって、ヨシジャングルが“すだれ”っぽくなってしまいました。
では、刈り取りを…と、その前に、最後の高さ測定を行います。
昨年の調査時から、上流側(上の写真では手前)と下流側(上の写真では奥方向)で高さが違っていました。
今回の刈り取りに先立って、ランダムに選んだ(つもりの)20本のヨシの高さ(平均)は
上流側(道路側):262cm 下流側(道路側):249cm
上流側(池側) :259cm 下流側(池側) :223cm
でした。やはり下流側、特に池側のヨシは高さが低い傾向があるようで、池が近くて、地面が少し低い場所でヨシが少し小さくなっている(大きく育ったのは水から離れた場所)のようです。ちなみに最も高かったヨシは360cmでした。
作業をしていて、多くのヨシにこんな白いものが付いているのに気づきます。
これは「カイガラムシ」の痕跡ですが、これがあるとヨシにシミが出来て、スダレ等には使えなくなるそうです。カイガラムシについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ!
「お役に立ちます!カイガラムシ」(高槻市立自然博物館あくあぴあ芥川、2018)
https://omnh-shop.ocnk.net/product/1733
さて、朝10時から始まったヨシ刈り取り作業は、昼食休憩(約1時間)を挟んで14時頃には無事終了しました。お集まりいただいた皆さま、どうもお疲れさまでした。
なお、今後の活動で使えそうなヨシは持ち帰り、残ったヨシ(下の写真)は高速道路の建設工事事務所様で処分していただけることになりました。どうもありがとうございます。
ところで、ベストヨシ(?)がこちら!
雅楽器の篳篥(ひちりき)のリード「蘆舌(ろぜつ)」の材料になりそうなのは
たった1本! (?_?)
ここでパスカルの《パンセ》にある言葉が浮かんで来ました。
「人間は一本の葦にすぎず自然のなかで最も弱いものである。だがそれは考える葦である。」
(百科事典マイペディアより)
たった1本のヨシですが、我々にとっては”大切な”ヨシです。
額に入れて、飾っておきたいくらい(笑)
ところで、ここでは貝の養殖(?)もしています。これまでもヨシ調査の合間に、貝たちの成長ぶりを見守ってきました。
今回調査では養殖区画(?)の中には
ドブガイ :2個(最大のものは大きさ16.5cm)
ササノハガイ:4個
ヒメタニシ:13個
シジミ:3個
テナガエビ:3匹
を確認できました。
さて今後は、持ち帰ったヨシの活用方法を考えていきます。
せっかく育てた(勝手に育った?)ヨシですから、何か良い使いみちはないものでしょうか?