たかつき環境市民会議ブログ

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公民館「門松づくり」講座に向けて準備作業 その2

2022-12-13 15:33:32 | 里山グループ

11月18日(金)の作業では、孟宗竹の伐り出しと、その竹を鉢にするために一節ごとにカットする作業でした。

その後、萩谷に集合して作業を3回行ったので、その内容をご報告します。

12月4日(日)曇り 場所:萩谷フィールドA 参加者:15名

前回の作業で半分ほどしかできなかった孟宗竹のカットの続きをしました。

また、中に立てる真竹の伐り出しも行ないました。

 

12月11日(日)晴れ 場所:萩谷フィールドA 参加者:9名

この日は、カットした鉢用の孟宗竹と中に立てる真竹の洗浄とセットです。

竹の洗浄中。寒いときに外で洗うのはとても辛い作業ですが、今年は暖かくて助かりました。

底や縁が斜めに切れてしまった竹は、削って平らに調整します。

真竹のセット。竹林から伐り出した竹は、色も太さもまちまちです。

切って積まれた真竹の中から、長いのを1本と短いのを2本バランスよく選んでセットします。

 

12月13日(水)曇りのち晴れ 場所:萩谷フィールドA 参加者:9名

毎年12月13日は、「松迎」といって、歳神様をお迎えするための松を山にもらいに行く日です。

この日に合わせて、門松用の松を切ってきて、講座の材料として2本ずつセットしました。

飾り用の南天も、実と葉をそれぞれ切り分けました。

これで、山で行う準備は完了です。

金曜日から、いよいよ公民館で前日準備と講座本番に入っていきます。

市民のみなさんに喜んでもらえますように!


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12月度「阿武山たつの子認定こども園」樹木観察会

2022-12-12 16:35:05 | 里山グループ

2022年12月12日(月)晴れ

場所:上の池公園

参加者:7名

12月になり、公園には落葉がたくさん落ちています。

陽ざしが、先月までは繁った葉っぱに遮られていましたが、今日は明るくみんなに注いでいます。

今日も最初にご挨拶。

「こんにちは。よろしくお願いします。」

もう来月は「子ども樹木博士認定試験」です。

それに備えて、今日は公園を巡りながら覚えてほしい木の前で「この木なんの木?」と聞いて、声をそろえて答えてもらいます。

「この木なんの木?」「トウカエデ!」

 

名前だけでなく、木の前で手描きのクイズを出す先生も。

「イロハモミジの葉っぱは、いくつに分かれていますか?」

「描いてある実のうち、イロハモミジの実はどっちでしょう?」

「メタセコイアの実はどっちでしょう?」

「これはなんの葉っぱでしょう?」

みんな、当たったかな?

 

今日の公園でいっぱい拾った葉っぱや木の実を見せながら

「これはなんの葉っぱでしょう?」「これはなんの木の実でしょう?」

と次々に尋ねる先生も。

難しいけど…面白い!

園児さんが帰って行ったあと、残った大人はしみじみと

「若くて柔らかい頭の記憶力はすごいねー。」

みんな、来月のテストでも頑張って!


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たかつき市民環境大学 第27回「高槻の鳥たち」 第28回「野鳥を観察してみよう」

2022-12-09 15:44:59 | たかつき市民環境大学

12月8日(木)午前

第27回「高槻の鳥たち」

講師 あくあぴあ芥川 主任学芸員 高田 みちよ さん

場所 あくあぴあ芥川 多目的ホール

 

これまでの野鳥に関するカリキュラムはフィールドワークの野鳥観察だけでしたが、今回は午前に座学が加わり、この講座で鳥類の生態を学びました。

主な内容として高槻の野鳥の状況、剝製の話、鳥の衣食住の話、バードウォッチングの心得、鳥の推奨図鑑などです。

高槻は鳥が生息しやすい山や河川が多く、高槻市内では約250種の野鳥が記録されています。

(日本国内は633種 大阪府下は360種)。

あくあぴあ芥川は鳥の本剝製の展示数が関西一です。

右:本剝製(展示・鑑賞用) 中:仮剝製(研究用) 左:骨格標本(鶏)

講座の途中で先生からこんなクイズが出されました。満点めざして皆さんも挑戦を!

因みに私は六つしかできませんでした(涙)             ※答え 最終段

引き続きこんな問題も。ここにスズメの模様を書き足して、描いて下さい。

ムム…、いつも見かけているのにどうだったかな?書けそうで書けない!

左手前のフィールドガイド「日本の野鳥」が高田先生一押しの図鑑です。

講義の最後にキャッチフレーズとして「窓を開けたらきみがいる」「身近な鳥をじっくり観察すると楽しい」と締めくくられ、鳥全般の高田先生のユーモアー溢れる講義に受講生が引き込まれ堪能した講座となりました

 

午後

第28回「野鳥を観察してみよう」

講師 引き続き 高田 みちよ さん

場所 あくあぴあ芥川から~芥川遊歩道~門前橋付近まで

 

午前中に使い方の説明を受けた双眼鏡を手に持って、受講生各自が野鳥観察をスタートしました。

午前の講座で学習した各野鳥の特徴を高田先生の説明とともに確認しながら、寒さが和らいだ冬の日差しを受け、芥川河川沿いを南下していきました。

 

昨年に比べ野鳥の種類と数が少なかったように思われましたが、最終的に約25種類程度の野鳥を観察することができ、受講生一同たいへん楽しく、有意義な時間を過ごしました。

観察できた野鳥類:コサギ・ダイザギ・ドバト・キジバト・コガモ・ヒドリガモ・カルガモ・オナガガモ・セグロセキレイ・ハクセキレイ・メジロ・ホオジロ・モズ・アメリカヒドリ・ハイタカ・ハシボソカラス・ハシブトカラス・スズメ・イソシギ・ウグイス・カワセミ・イワツバメ・バン・カイツブリ、等。

 クイズ答え

肝ー肝臓、背肝ー腎臓、ハツ・ココロー心臓、さえずりー心臓の上部血管、ズリー筋胃、げんこつー膝の軟骨

薬研軟骨、かっぱ軟骨ー胸骨の軟骨、松葉ー叉骨、ぼんじりー尾脂腺、せせりー首の軟骨、

はらみー 下腹の筋肉、ささみー小胸骨

 

次回講座

令和5年1月12日(木)10:00~15:00

午前・午後とも「市内の環境保全活動団体の紹介① ②」

講師 高槻市内の環境保全活動団体

以上

 


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たかつき市民環境大学 第25回「北摂地域の地形と地質」 第26回「地質を観察してみよう」

2022-12-01 17:50:08 | たかつき市民環境大学

12月1日(木)午前

第25回「北摂地域の地形と地質」

   ~地形・地質を知って防災意識を高めよう~

講師 大阪市立自然史博物館 学芸課長代理 中条武司さん

場所 あくあぴあ芥川 多目的ホール

 

岩石とは・・・

マグマが固まってできた火成岩、堆積・沈積してできた堆積岩、元の岩石から鉱物などが変わってしまった変成岩ができる場所、でき方など具体的な絵や表を用いて説明された。

北摂地域の地形と地質について

・3億年前から超丹波帯・丹波帯が作られてきた。

・プレートの移動の産物として付加体が作られた。付加体には中央海嶺から移動してきた様々な岩石は含まれている。

地震について

・地下の岩盤が破壊される現象。その破壊の衝撃が地震波として地表に伝わることで、地震が起こったことを認識する。

・日本はいくつかのプレートに囲まれている。したがって、プレート境界型地震とプレート内地震が起きる。

・他に内陸活断層地震と火山性地震がある。

・大阪周辺の活断層。高槻には、有馬―高槻断層帯が高槻市南部を走っている。

・地震が起これば液状化をはじめ様々な被害が想定されるが、地形や地質を知ることでどのような被害がおこるかを想定し、備えることができる。

地図を読み取ったり、地域の地質・成り立ちを知ることは減災に重要!

 

第26回「地層を観察してみよう」

講師 大阪市立自然史博物館 学芸課長代理 中条武司さん

 

芥川の河原で岩石を集めた。

岩石の色、粒の大きさ・・・など自分たちで考えた岩石の仲間集めをして、みんなに説明した。

講師の中条さんが集めた岩石の解説。

火成岩、堆積岩、変成岩・・・午前の学習をさらに深めていきました。

そして、河原にある岩石は上流から流れてきたものだから、流れてきた岩石の元を確かめることもできるので北摂の山を訪ねてみてほしい。

受講生からは、岩石にも歴史があるんだという感想が聞かれた。

有馬―高槻断層帯、真上断層、安威断層を観察。

災害のリスクは、日本に住んでいるかぎりあるので備えが大切。災害があるとわかっていると備えられる。ネット社会なので、正しい情報を知ることで身を守ることができる。

室内の話だけでなく、フィールドに出て学ぶ楽しさを実感できた講座でした。

 

次回講座 

12月8日(木)午前「高槻の鳥たち」

        午後「野鳥を観察してみよう」

講師 あくあぴあ芥川 主任学芸員 高田みちよ さん


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