(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

木戸銭は3000円

2006年04月27日 | 日々雑感
このところ鼻を患っていた男は
ある日意を決して、病院に行くことに決めた。
今日は木曜日で、ほとんどの医者が休みだったりするが
病院なら何とかしてくれる、そう踏んで
出かけることに決めたのだった。
わざわざ出かけたその病院には
一応耳鼻科はあった。
しかし、受付のオバハン曰く
「すいません、今日は休診なもので・・・」
とのこと。
「なんだ、やってないのかよ。病院名乗ってるクセに」

仕方ない・・・地下鉄で
あすこまで出向くか。
あすこはまぁ木戸銭が高いが
治療は早いからなぁ。
男は今度は地下鉄で、そこへゆくことにした。
乗って揺られて40分近く。
改札出て地上に上がって、歩いて5分。
さっきの病院とは打って変わって
非常にわかりやすいところに、そこはあった。

受付を済ませて、自分のカルテが出てくるのを待つ。
さすが、「特別治療費?」とかいう
3000円の木戸銭を払うだけのことはある。
次から次へとさまざまな人、さまざまな患者さん。
今日生きてても明日はどうなっているか、わからない。
「ここは、人間動物園だ。尤も、俺もその見世物のひとつに過ぎないわけだが」

男はカルテを受け取って、耳鼻科の受付に
それを渡した。すでに、40分近くが過ぎているが
それでも、まだ進行は速い方。
ひどいときは、朝9時に来たのに
昼過ぎの1時になっても呼ばれなかったことがあったが、
それにしても、ほんの数回。
いつもは2時間もあれば治療と会計済ませて帰ることができた。

意外に早く、男の番が来た。
男が診察室に入るなり、医師がニヤニヤしながらこういった。
「あー、コレねぇ蓄膿・・・ですよねぇ。」
そこそこの治療のあとで、放射線部まで出向いてCTを撮ることに。

会計済ませて出てきたときには
時計は12時半を回っていた。
かかった御代は木戸銭込みで8000円以上。
CTにえらく金がかかったようだ。
男は振り向きながらこう言った
「また、明日来なきゃなぁ。慈恵医大病院」


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