曜日によってダイヤが変わる武蔵野線貨物

　行った人でないと分からないことだが､平日と土休日､更にギャンブル開催日とでダイヤが変わる武蔵野線では､電車同様貨物列車もダイヤが変わる｡典型的なのを挙げると､東京タと隅田川を結ぶシャトル列車の73ﾚ(2023年改正)は､平日より土休日の方が６分早いとか､夕方の同じく74ﾚ(2021年改正)だと平日より土休日の方が逆に３分遅いとか､そんな感じだ｡
　その更に変態だったのが､EF66が牽いていた頃の4072ﾚ｡平日と土曜がダイヤ同じで､日曜日だけ２分遅いというダイヤだった｡何故にそんな限定的なダイヤだったのかは俺にも分かりかねるが､結果として平日なら下りにちょっとの差で被られて撮れないのが､日曜日だけきっちり撮れるという奇跡を生んだ｡
　2017年８月19日(土曜日)｡
　前日の4073ﾚで向かったのをみて､今日は4072ﾚに”入る”と睨んだ同業が武蔵野線西側に一杯いたが､その一人だった俺は何時もの場所で待ち構えて”撃沈”していた｡尤も､数か月前に33が牽いてた時は撮っててヤバいなと思ってたし､”撃沈”してもしょうがないと思ってたから､この時は”また次回”と潔く｡
　しかし､この時来ていた台風(か､前線？忘れた｡)の影響で東海道本線の貨物ダイヤはズタズタになっており､東京タでは牽引機の頭数が足りなくなって､運転予定の列車の機を充てるのに苦労することになる｡
　そんな中､宇都宮タ行き4073ﾚに今朝4072ﾚで戻ってきた機が充当される異常事態が発生した｡よっぽどの事がなければ明日の4072ﾚは件のダイヤで回ることになる｡なんと今朝思った”次回”が明日くるのだ｡勿論必ずと捲土重来を誓った｡
　８月20日(日曜日)｡昨日あんなにいた同業が今朝は殆んどいない｡西国分寺も結局俺一人である｡
　下り電車は0728時にやって来て0729時に出て行く､昨日はこれで撮れなかった｡そして電車が出ていってすぐ上りホームに通過列車を告げるアナウンスが流れた｡

　因みに､当時土日の4073ﾚ･4072ﾚにはEF66は入らず､鶴太郎が往復を代走することになっていた｡ダイヤ拵えた人はなに考えてスジを切ったのやら｡