三多摩の山奥深く

今日も､高尾まで吉60系統と井の頭線使って来てしまった｡
どうにも北口の路線図で気になってた部分があったので
陣馬高原下行きか美山町行きかのどっちかに乗ってみるか…
と､フラッと家を出てしまったのだ｡
明大前から乗った準特急で高尾に着くと
ちょうどいいことに､北口バス停にはその後者が停まっていた｡
ウテシには悪いと思ったけれど､数寄者の性ゆえ
ガチを仕掛けさせてもらった｡

駅前十字路を突っ切り､浅川を渡って山を越え
恩方車庫から西にハンドルを切ると､走る車も一気に少なくなる｡
美山小学校前からは乗客は俺一人｡
山入川(すぐ南の山向こうには入山川とか､おいおい)の流れに沿って
UD･西工車はひたすら登っていく｡
約30分ちょいぐらい？で終点に到着｡

なんか一人で興奮してしまった…

↓西東京バスの多摩バス色車


まさか､若かりし日のなべおさみに会うとは思わなかった｡


ものっそい山の中ですが､ここも東京都です｡

自販機の１台もあるかと探してみたが
あったのは簡易便所と待合室｡
10数分の滞在中自家用車は１台も見かけず
走ってくるのはダンプ､ダンプ､10㌧ダンプ｡
そりゃそうだ､旧恩方村エリアは石屋だの廃材屋だの
そっちの業者ばかりが軒を連ねる処｡
先代小さん師匠の孫の看板もよく目につく｡
加えて美山町のバス停から先はすぐ行き止まりで
どうも土砂採りの現場になってるらしかった｡
これはエライ所に来てしまった…

折り返しも来た時と同じバス｡
もう夕方もかなり時間を回っているので
陣馬高原から帰りのハイカーがいっぱい乗ってくる｡
さっきの山を越えたらもう高尾の駅｡
運賃が惜しいので､またケチ王の準特急で明大前まで｡
そっから井の頭線で吉祥寺まで出て富士重･UDの○ロバスで帰る｡

まさか鉄やりだしたころには
こんな秘境までバスで行くとは夢にも思わなかったけど
かつての箱根登山鉄道バスにも
小田原駅前発石名坂(真鶴町内！)行きってのがあって
(今は㌧切れ状態で､日中は根府川始発です…)
それをコンプした位だから､元から惹かれるのはあったのかも｡
で､八王子の人口ってもうそろそろ政令指定の域に届くんだっけ？
とか考えたら､｢区｣割はどうするんだろうとか余計なことを｡
戦後の吸収合併の際も南大沢辺りでひと悶着あったみたいだし
下のいとこが大学そっちだったりしたから興味はあるんだけど｡

いやぁ…しかしまさかこんなディープな所に行けるとは思わなかった｡