(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

昼前の4075レ

2017年09月30日 | ぎゃらりぃ「チラ裏」
 ブルトレ『日本海』は消えたが、百済タ→東青森、八戸タ→百済タ間を結ぶ4075レ・4076レのコンビは相変わらず庄内平野を午前中から昼前にかけて駆け抜けるダイヤで運転中。

-1が牽引する4075レ

 日本海縦貫線っていうと札幌タ行き、或いは道内始発の4090番台の列車番号のフレートライナーが走るイメージが強いが、この列車は青函を渡らず潜らず、北東北で完結する列車として国鉄時代から長いこと運転されてきた。
 青函連絡船の本州側始発点かつ北海道に渡る貨物の通過点の印象が強い青森と、西の大流通経済地関西を結ぶ貨レというのは意外な気がする。実際かつて国鉄時代末期、昭和60年3月改正※1時には奥中山を越えて盛岡タまで設定されていたから、ひょっとしたら継送される貨車に盛岡タ行きのがまだあるかも知れない。ともあれ4076レが八戸タ始発になってるから、主な荷主は八戸の某製紙工場といったところか。
 以前はコキ50000清一の16~18両編成で、空車も多かった。それがトラック運転手不足が取りざたされるようになった2013年3月改正※2で、初めてコキ106が1~2車ついた20両編成に増強され(当時は百済方に連結)てからは連日満載状態。現在は機次位にコキ106、107を繋げたコキ50000形貨車主体の20両編成で運転されている。
 撮影当日はEF510の先行量産機-1が牽いていた。所定通過時間は太陽の南中時も近く、逆光スレスレで露出を測るのに困る所だが、上空に薄く雲がかかっていたのでこんな感じで収まった。
 コキ50000の全廃計画も出ているので、近々この列車のもコキ104、106、107に置き換わるであろう。その時には新たな変化があるかも知れない。

※1:ウヤ情60年3月改正特別号"東北本線一ノ関~青森"
※2:貨物公式家頁、http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/201212daiya.pdf 与利


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