(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

鳥海山と京屋と(5)

2017年11月09日 | 庄内・越後 \|EF81の記憶|/ 東北・常磐
 129(後の729)牽引の4096レを撮ったのは'10年の4月。高曇りで「笠」をかぶるというとても微妙な背景で、てっぺんまで映ってるのか否か、今でも目を凝らしたくなるヒトコマになった。他の写真と比べてみた所では「映ってる」みたいだが、何せ「笠」が小さくポン載せしたように映ってるので、正直よく分からない。


 実生活でも正直微妙な局面だった。
 3月までは給料が保証されていたので、鉄ちゃんしながらの病休生活も余裕だったが、4月からは給料が出ないと言われていたので、「さて、これからどぉすべぇ・・・」と悩むことになる。無論こんな撮影ばかりやってりゃ生活できなくなるのは目に見えているが、それでも何とかして今まで通りにやれないか、この撮影後はそのことで頭が一杯になっていた。
 その帰り道にヲークマソで聴いていたのが拓郎と故・ムッシュのコンビで歌われた「シンシア」。確かに懐かしい田舎を「つばさ」で通過してはいたが、汽車を降りるどころではなく却って一人で悩まざるを得なくなった訳で、俺は今でもこれを聴くと、あの時苦悩したのを思い出す。

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