岩波書店から出ている松浦玲氏の「明治の海舟とアジア」という本があります。明治維新を46歳でむかえる勝海舟ですが明治32年まで生き77歳で亡くなります。幕末から江戸無血開城まではその行動によく注目されますが、明治にはいってからの勝海舟の行動は現代が学ぶべきものが多くあります。そのひとつは平和思想です。勝海舟は早くからアジアの平和外交を訴えています。日清戦争も反対論を唱え清国の最高指導者・李鴻章は勝海舟の著書の序文を執筆するなど親交もあり人的交流から平和外交を実践しています。敵であろうとなにごとにも人との交流を大切にした勝海舟の行動は現代人に学ぶべきところ大です。
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