「世間の人には、もうすこし大胆であってもらいたいものだ。政治家とか、何とかいっても、実際骨のあるものは幾らもありはしない。大きく見積もっても六百ぐらいのものさ。しかるに、今の大臣などは、この六百人ばかりを相手にわいわい騒いでいるではないか。この弱虫のおれでさえ、昔は三百諸侯を相手に、相撲をとったこともあるくらいだのになあ。」(勝海舟「氷川清話」より)
自分を弱虫と言って時の大臣向けて皮肉っているところが勝海舟らしいです。いつの時代にも心の持ちかたということでしょうか。さて現代を勝海舟はどのように観ているでしょうか?