NPO活動を推進するためにNPO法が出来て10数年が経ちました。法人化されているNPOも全国で4万件を超えました。数多くのNPOが多種多様な活動を行っています。しかし一般市民が積極的に応援してNPOが社会変革の担い手までまだいっていないような気がします。そのひとつがNPOに寄付したときの税制の問題です。認定NPOに対して寄付すると寄付金税額控除が受けられますが、その認定NPOの条件が厳しく現在208法人しかないそうです。もっと日本に寄付文化を根付かせてNPO活動を活発化させるため、今、国会でNPO法の改正と寄付税制の改正が大詰めにきて、今日はNPO議員連盟の各党の国会議員とNPOで活動している人々が衆議院第1議員会館の大会議室に300名を超える多くの参加者を集めて院内集会を開きました。私も参加してNPO関係者とも情報交換してきました。NPO関係者は多く参加していましたが、もっと一般市民も関わって、新しい公共の形を国民全体で創りあげていくことが大切だと感じました。
毎年4半期ごとに発表されているエイズ患者・感染者数が昨日発表されました。本日の新聞にも小さく出ていましたが、昨年1年間に新たに報告されたエイズ患者は前年より38人多い469人、新たにエイズウイルス感染が判明した人は1075人と前年より54人増えたそうです。その一方でエイズ検査をした人は減っているということです。(毎日新聞より)
エイズは早期に発見して治療にかからなければ手遅れになります。逆に早期に発見して治療に入れば今は死ぬ病気ではなくなっています。いかに検査で早く発見し専門医の治療を受けられるかが大事です。検査と医療機関への移行が大切ですが、現状では検査に来る人が減っていることが気になります。また、検査を受けて陽性と分かっても適切な指導で医療機関へつなげられるかが大切です。保健所などの検査機関と治療をする医療機関だけの問題ではなく、社会に中でエイズにたいする理解不足が差別・偏見を生み陽性者を孤立させてしまっているのではないかということも気になります。エイズへの理解は、全てのエイズ患者・陽性者一人一人と社会の全ての一人一人がお互いの立場を理解して分かち合うことが必要だと思います。
エイズは早期に発見して治療にかからなければ手遅れになります。逆に早期に発見して治療に入れば今は死ぬ病気ではなくなっています。いかに検査で早く発見し専門医の治療を受けられるかが大事です。検査と医療機関への移行が大切ですが、現状では検査に来る人が減っていることが気になります。また、検査を受けて陽性と分かっても適切な指導で医療機関へつなげられるかが大切です。保健所などの検査機関と治療をする医療機関だけの問題ではなく、社会に中でエイズにたいする理解不足が差別・偏見を生み陽性者を孤立させてしまっているのではないかということも気になります。エイズへの理解は、全てのエイズ患者・陽性者一人一人と社会の全ての一人一人がお互いの立場を理解して分かち合うことが必要だと思います。
晩年の勝海舟が、その生涯の体験談を巌本善治が「海舟座談」という本にまとめています。その中に足尾鉱毒事件のことが出てきます。
「鉱毒問題は、直ちに停止のほかない。今になってその処置法を講究するのは姑息だ。先ず正論によって撃ち破り、前政府の非を改め、その大綱を正し、しかして後にこそ、その処分法を講ずべきである。しからざれば、いかに善き処分法を立つるとも、人心快然たることなし。いつまでも鬱積して破裂せざれば、民心遂に離散すべし。既に今日のごとくならば、たとえ鉱毒のためならずとも、少しその水が這入っても、その毒のために不作となるように感ずるならん。そうしていかにして民心を安んぜんや。・・・(略)・・・
旧幕は、野蛮だと言うなら、それで宜しい。伊藤さんや、陸奥さんは、文明の骨頂だと言うじゃないか。文明というのは、よく理を考えて、民の害とならぬ事をするのではないか。それだから、文明流になさいと言うのだ。」(明治30年3月27日)
なにか現在の原発事故にも当てはまるような気がします。
「鉱毒問題は、直ちに停止のほかない。今になってその処置法を講究するのは姑息だ。先ず正論によって撃ち破り、前政府の非を改め、その大綱を正し、しかして後にこそ、その処分法を講ずべきである。しからざれば、いかに善き処分法を立つるとも、人心快然たることなし。いつまでも鬱積して破裂せざれば、民心遂に離散すべし。既に今日のごとくならば、たとえ鉱毒のためならずとも、少しその水が這入っても、その毒のために不作となるように感ずるならん。そうしていかにして民心を安んぜんや。・・・(略)・・・
旧幕は、野蛮だと言うなら、それで宜しい。伊藤さんや、陸奥さんは、文明の骨頂だと言うじゃないか。文明というのは、よく理を考えて、民の害とならぬ事をするのではないか。それだから、文明流になさいと言うのだ。」(明治30年3月27日)
なにか現在の原発事故にも当てはまるような気がします。
今日、フェアトレードコーヒーや有機野菜や酵母パンなどを味わえる国分寺のカフェスローに行って映画「幸せの経済学」を見てきました。(http://cafeslow-even.jugem.jp/?eid=1080227)
映画「幸せの経済学」はヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんというスウェーデン生まれの言語学者でグローバリゼーションに対する問題提起や啓発活動を行って活動している人がインド最北部のラダックに入って体験したことなどをもとにグローバルからローカルへの問題提起した作品です。
今日はこの映画にも出演しヘレナさんとの対談している本「いよいよローカルの時代」(大月書店)を書いている環境活動家で明治学院大学の辻信一さんが映画上映の後にお話をしました。辻さんは今回の大震災による福島原発事故の問題にも触れ、原発という世界の潮流から引き起こした事故の責任は私たちが負っていかなければならないと多くの参加者の中で話されました。今日の「幸せの経済学」の上映会は全国113箇所で行われ、この映画を見た人々がつながり直して、人間の本当の幸せを求めるムーブメントを期待したいと思います。そう私も含めて・・・
映画「幸せの経済学」はヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんというスウェーデン生まれの言語学者でグローバリゼーションに対する問題提起や啓発活動を行って活動している人がインド最北部のラダックに入って体験したことなどをもとにグローバルからローカルへの問題提起した作品です。
今日はこの映画にも出演しヘレナさんとの対談している本「いよいよローカルの時代」(大月書店)を書いている環境活動家で明治学院大学の辻信一さんが映画上映の後にお話をしました。辻さんは今回の大震災による福島原発事故の問題にも触れ、原発という世界の潮流から引き起こした事故の責任は私たちが負っていかなければならないと多くの参加者の中で話されました。今日の「幸せの経済学」の上映会は全国113箇所で行われ、この映画を見た人々がつながり直して、人間の本当の幸せを求めるムーブメントを期待したいと思います。そう私も含めて・・・
今日でブログを開設してちょうど1年になりました。アクセス件数が64429.多くの方に見ていただき本当にありがとうございました。
薬害問題を少しでも多くの方に関心を持ってもらおうとはじめましたが、私の関心ごとや身近な出来事も含めながらいろいろとつまらないことも書いてきました。なかなか表現するのが難しく、要領の悪い私でうまく書けず出来るだけ感じたままに書いてきたつもりです。ただ、書くときに大切にしてきたことは、「当事者意識」です。薬害被害者の生の声を聞きながら自分はどう動くのか、今ここにいる自分を大切にすること。どんな人でもこの世の中で必要とされていない人は一人もいません。自分がどう感じ動いていくのか。これは尊敬する歴史上の人物を書いたときでも同じです。昔は良かったとか幕末明治の激動の時代に生きていたらとか空想するのではなく、その歴史上の人物を見て自分はどう感じてどう動いていくのかを大切にしました。また、それぞれが様々な受け止め方をするのも当然です。幕末の時代も薩長の志士たちがエキサイトするのを見て何であんなに熱くなるのかと平凡に暮らした人だって幕末にはたくさんいたと思います。一人一人が自分の感じるままに動くことが素直な自分が出てくるのでしょう。
本当にどんな人でも一人一人素晴らしいものを持っていると思います。若手の社会起業家を多く生み出し慶応大学でも教えている井上英之さんが、よく大きな講演会で多くの参加者に向かって「皆さんのとなりに坐っている方は素晴らしいものを持っている方かもしれません」といって隣に坐っている方と挨拶を求めることがあります。一人一人の持っている素晴らしいものが、人と人とつながりあって素敵な社会が創れるものだとおもいます。皆さんと一緒に明るく素敵な社会を創りましょう!これからもよろしくお願いいたします。
薬害問題を少しでも多くの方に関心を持ってもらおうとはじめましたが、私の関心ごとや身近な出来事も含めながらいろいろとつまらないことも書いてきました。なかなか表現するのが難しく、要領の悪い私でうまく書けず出来るだけ感じたままに書いてきたつもりです。ただ、書くときに大切にしてきたことは、「当事者意識」です。薬害被害者の生の声を聞きながら自分はどう動くのか、今ここにいる自分を大切にすること。どんな人でもこの世の中で必要とされていない人は一人もいません。自分がどう感じ動いていくのか。これは尊敬する歴史上の人物を書いたときでも同じです。昔は良かったとか幕末明治の激動の時代に生きていたらとか空想するのではなく、その歴史上の人物を見て自分はどう感じてどう動いていくのかを大切にしました。また、それぞれが様々な受け止め方をするのも当然です。幕末の時代も薩長の志士たちがエキサイトするのを見て何であんなに熱くなるのかと平凡に暮らした人だって幕末にはたくさんいたと思います。一人一人が自分の感じるままに動くことが素直な自分が出てくるのでしょう。
本当にどんな人でも一人一人素晴らしいものを持っていると思います。若手の社会起業家を多く生み出し慶応大学でも教えている井上英之さんが、よく大きな講演会で多くの参加者に向かって「皆さんのとなりに坐っている方は素晴らしいものを持っている方かもしれません」といって隣に坐っている方と挨拶を求めることがあります。一人一人の持っている素晴らしいものが、人と人とつながりあって素敵な社会が創れるものだとおもいます。皆さんと一緒に明るく素敵な社会を創りましょう!これからもよろしくお願いいたします。