グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

就活シーズン突入に思う

2010年11月08日 | 日記
昨日の新聞を見ていたら「就活シーズン突入」の見出しが目に入った。
この場合の「就活シーズン」とはいうまでもなく来年3月新卒者ではなく再来年3月新卒者を想定したものであるがやはりこの状況というのは異常ではないかと思う。
私が大学を卒業する前後はある種の紳士協定が生きており4年生の7月まで企業は学生と採用活動に伴う接触が禁じられていた(少なくとも表向きは)がいつの日かこのルールが吹き飛んでしまった。
昨今の(正規社員)採用人数削減傾向と相まって学生諸君の焦りは相当なものである。
本来勤しむべき勉学活動もそこそこに就職活動に翻弄されるのは学生にとって不幸であるし国家の損失でもある。
一部の企業、業界に採用時期繰り下げの動きが見られるがまだ限定的である。
企業は採用活動全般を見直し学生に勉学の機会を十分与えて欲しい。
採用時期は遅くなっても優秀な人材を確保できるような自社の魅力作りに腐心し結果を出していったらどうだろうか。