グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

台風による帰宅困難者の発生に思う

2011年09月24日 | 日記
先日の台風15号により都心では多数の帰宅困難者が発生したとのことだ。
帰宅困難者といえば3.11東日本大震災の日を思い出すが今回は一寸訳が違う。
今回は地震の時のように鉄道の線路に物理的な異常が発生する危険があった訳でもない。
鉄道そのものが多くの箇所で冠水した訳でもない(可能性はあったかもしれないが)。
駅構内のパニックを恐れて鉄道運行者が通常運転を停止、その結果足を奪われた多くの通勤客、通学客が滞留した結果なのである。
所詮鉄道利用者をバス、タクシーで代替させるなどは無理な話だ。
大型とはいえ台風だけでこれほどまでの交通マヒは今までなかったように思う。
これは3.11の経験が鉄道運行者、鉄道利用者の双方に影響したのではないか。
しかし原因そのものが天災ではないため智恵と工夫で克服できるはずだ。
都知事の提唱する職場での食料備蓄も結構だが「緊急情報」を駆使して人の動きをうまくコントロールすることを考えたい。