東京消防庁が管内の金属加工事業所1239事業所を対象に立ち入り検査を始めた。
言うまでもなく先日町田市で発生した長時間火災を受けての処置である。
当欄でも触れたが今回の火災事故発生元は4年間所定の認可申請を怠っていた。
もし的確な手続きや指導がなされていたら今回のような大惨事は避けられたかもしれない。
ただこんな目こぼしは氷山の一角に思えてならない。
いつだったか発生した高速道路トンネルの崩落事故だって根っこは同じだ。
役所は須らく許認可分野の状況を常にフォローアップすべきだと思う。
「事故が起きなければ手が出せない」というのなら基準を緩めるべきだろう。
「工数が足らない」というのならサンプリング対応でも構わない。
韓国のフェリー船事故の二の舞だけは勘弁してほしい。