数日前にこのブログで企業経営における契約打ち切りリスクを採りあげたのだがそのうちの1社、三陽商会は既に業績悪化を見込んでいた。
同社は13年12月期に売上高約1060億円、営業利益約70億円を計上したのだがバーバリー社との契約が終了する15年12月期はそれぞれ960億円、2億円になるという。
さらにバーバリ・ブランドを完全に失う16年12月期はそれが850億円、営業利益は何と20億円のマイナス(赤字)になるというから衝撃的だ。
売上げは何とか代替ブランドを育てることである程度落ち込みをカバーできるかもしれないがバーバリーチェックとあのホースマーク・ロゴの高級イメージ(=
高価格)は容易に取り戻せないということかもしれない。
つい先日も同社の株価急落が報じられていたが止むを得ない、か。
契約締結時(もしくは更新時)に契約打切りリスクを自覚し手を打っておかないと間に合わないこともある。