今日の日経新聞に「1億人維持、地方分散カギ」と題したコラム記事があった。
政府は50年後にも人口1億人を維持したいとの基本方針を示しているが「日本再興戦略」にはこの視点からの具体策がほとんどないと評し、そのうえで現在大都市に集中している職場の地方分散を提唱している。
たしかに職場に通うのに1時間以上もかかるようでは複数の子供をかかえ育てていくモチベーションは生まれにくい。
それ以上に住環境、育児環境の広狭格差が大きいのではないか。
先日発表された都道府県別出生率を見ても東京都は最下位なのだがこれは当然だろう。
件のコラム記事は「・・・発想の転換を提唱したい」と結んでいるが要はどう実現するかである。
関係省庁と都道府県がタッグを組んで本気で取り組めば出生率2.0は決して夢ではないと思う。
ただ残念ながら現状は思い切った手が打たれていない・・・・それが問題だ。
人口が東京から流出するくらいでなければ人口1億人キープは無理だと思う。