2013年の日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で昨年に比べそれぞれ0.27歳、0.20歳延びたとのことだ。
厚労省によれば医療技術の進歩で心臓病や脳卒中で死亡する人の数が減っていることが平均寿命の延びに寄与しているという。
80歳近く若しくは80歳以上の平均寿命を記録しつつなおこれだけの伸長を続けているのは喜ばしい限りである。
既に女性は2年連続世界一の地位にあるが男性の世界一も目前だ。
一つ気になるのはいわゆる健康寿命の延びとの比較だ。
健康寿命の延びはこれ以上なのだろうか。
国の財政を考えたり、国民の幸福度を考えれば平均寿命よりもむしろ健康寿命の延びを重視したい。
要介護状態で長生きしても楽しくないし社会コストも膨らむばかりである。
ゆえに行政も国民も健康寿命に注目しそれに合致した行動を徹底して実践していくことが重要だ。