私立学校振興・共済事業団の調査によれば今春の4年制私大の入学者はほぼ半数の大学で定員割れとなったとのことだ。
大学の経営上、学生のキャパシティを大きくしているのかもしれないが競争があまり存在しない世界だとしたらいかほどの使命を果たしているか心配である。
18歳人口の減少が主因だとしているがこんなことは18年前から分かっていたことだ。
粛々と手を打つべきだったと思うが如何であろうか。
もう一つ地域間格差も注目すべきだ。
東北(宮城県を除く)が82%、四国が90%と充足率が低く逆に東京が110%、神奈川・京都・大阪が105%と充足率が高いことだ。
先ず18歳人口を地域に繋ぎ止めるべきだと思うがこれではますます都市部への人口移動が進みそうだ。
地方重視は安倍政権の政策テーマの一つでもある。
全ての地方大学は個性のある大学、地域に不可欠な大学を目指して頑張ってほしいと思う。
政治による強制措置があってもいいのかもしれない。