台風11号が各地で大雨警報を齎しながら北方に立ち去った。
特に驚いたのが三重県四日市市の全域避難指示だ。
数十万人の全市民がどこかに避難するとしても避難先はあるのだろうか、交通機関がマヒすることはないのか、・・・。
あの伊豆大島災害以降「警報の空振りを恐れることなかれ」との教訓が幅を利かせているようだがやはり警報の乱発には気をつけたい。
何より警報内容が大雑把すぎる。
予想される災害の規模、程度について精度を高めもう少しピンポイントでの対応が可能となるよう準備をしておく必要があるように思う。
我が国の土砂崩れや洪水のリスクは今後高まる一方だろう。
地形や地質、災害履歴等を踏まえた警報の在り方をさらに各地で掘り下げていくべきではないか。
警報の乱発は逆に警報の信頼を損ねかねない。