グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

シーガイア・オーシャンドームの解体決定に思う

2014年08月09日 | 日記

あれは60年代だったろうか、当時まだ国鉄と言っていた時代の宮崎駅に降り立ったことがある。

プラットホームの各柱に備えられた花入れにミニ・ブーケがズラリと並ぶ様は壮観だった。

そう、あの頃宮崎は新婚旅行のメッカでミニ・ブーケは列車で到着した新婦が記念に残していったものなのだ。

時は移り90年代、リゾート法第1号として「宮崎・日南海岸リゾート構想」が指定されその中核施設の一つとしてシーガイア・オーシャンドームが誕生した。

しかしバブル期に立案したリゾート事業計画は結局黒字化されることなく運営会社は更生法申請を余儀なくされることになる。

その後会社の経営権は外資ファンドに移り2007年オーシャンドームは閉鎖されてしまった。

そのオーシャンドームがいよいよ解体されることになった。

オーシャンドームの人工波は人々の楽しみを与えたがオーシャンドーム自体は政治と経済の波に翻弄された。

跡地は統合型リゾート推進法の第1号指定としてカジノに生まれ変わり再び賑わいを取り戻すのだろうか。