本日の日本経済新聞が「英国、中国などの中央銀行で法的な裏付けを有するデジタル通貨の発行検討が始まっている」旨のニュースを報じていた。
洋の東西を問わず発行体の顔が見えない仮想通貨が存在感を高めているが氏素性が明確でない通貨が増えていくのは如何なものかと思う。
というわけで各国の中央銀行がお墨付きのデジタル通貨発行を検討していることについてはもろ手を挙げて歓迎だ。
ただいくつか心配な点もある。
一つはセキュリティ対策である。
サイバーの世界でハッカーの存在は付き物だが通貨の世界で万が一にも消滅があったりサイバー偽札が流通することがあってはならない。
サイバーセキュリティの分野はよく「イタチごっこ」といわれるが中央銀行のシステムにこんなことがあってはまさに国家的威信にかかわるだろう。
もう一つは乱高下対策だ。
既存の仮想通貨の世界では相場が乱高下して市場が混乱したが通貨が「投資」ならまだしも「投機」の対象になってはいけない。
少なくともリアル通貨と同様のコントロールを効かすことが必定だ。
デジタル通貨の登場は世の趨勢だがその昔習ったグレシャムの法則という「悪貨が良貨を駆逐する」ことがないように・・・。
洋の東西を問わず発行体の顔が見えない仮想通貨が存在感を高めているが氏素性が明確でない通貨が増えていくのは如何なものかと思う。
というわけで各国の中央銀行がお墨付きのデジタル通貨発行を検討していることについてはもろ手を挙げて歓迎だ。
ただいくつか心配な点もある。
一つはセキュリティ対策である。
サイバーの世界でハッカーの存在は付き物だが通貨の世界で万が一にも消滅があったりサイバー偽札が流通することがあってはならない。
サイバーセキュリティの分野はよく「イタチごっこ」といわれるが中央銀行のシステムにこんなことがあってはまさに国家的威信にかかわるだろう。
もう一つは乱高下対策だ。
既存の仮想通貨の世界では相場が乱高下して市場が混乱したが通貨が「投資」ならまだしも「投機」の対象になってはいけない。
少なくともリアル通貨と同様のコントロールを効かすことが必定だ。
デジタル通貨の登場は世の趨勢だがその昔習ったグレシャムの法則という「悪貨が良貨を駆逐する」ことがないように・・・。