グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

政治を私物化する首相に思う

2017年09月21日 | 日記
かって何代の首相を見てきたか分からないが現首相ほど政治を私物化している例は見たことがない。
いわゆるモリ・カケ問題もそうなのだが今回の突然降って湧いたような解散騒動もそうだ。
先月それまでの不適格な閣僚にようやく見切りをつけ「仕事人内閣」を発足させたにも関わらず所信表明もないまま国会解散などあきれてモノも言えない。
新閣僚の選定や任命は一体何だったのか。
「仕事人内閣」とは一体何をしようとしたものだったのか。
せっかく総裁3選の道を開き長期政権の礎を築いたのだが思わぬ逆風で危うくなってきた。
ここは「やはり国政選挙で失地回復を図らねばならない」と考えても不思議ではない。
そのためには野党第一党である民進党が大揺れで且つ都議選の宿敵だった何とかファーストの会も準備が間に合わない「今」しかないと判断したのだろう。
「なに、たとえ大義などなくとも後からくっつければいい」とまぁ、こんなところだろう。
それにしても活躍の場を一瞬にして奪われた新閣僚はこのニュースをどう聞いたのだろうか。
口を揃えて「解散権は首相の専権事項」と述べていたようだがこんな消極的アグリーメントしか言えないようでは選良としてあまりにも情けない。
「解散は大義ありき」なのである。